実験室で
ねずみを箱に入れようとしたら
ねずみが逃げ出した。
『ねずみはなぜ
逃げ出したのだろう?』
ここから新しい研究が
始まりました。
非行少年に
大学で習った理論や
当時流行していたフロイトの
精神分析を
当てはめて
面接したら
うまくいった。
しかし数年後
必ず再犯が起こる
『これじゃだめじゃないか。
何が間違っていて
どうすればいいのだ』
そこから
【傾聴】の理論化が
始まりました。
ユングという人も
当時
「凄すぎるぅー」と崇められていた
フロイトの理論に
疑問を持ちました。
宗教的なタブーに匹敵する
疑問ですから
普通は【否認】して
感じないようにするものです。
それに気づいてしまった。
ただではすみません。
ユング版
『崖の上のポニョ』
(如人千尺懸崖上樹)の
克服の過程が
『赤の書』であり
集合的無意識
(普遍的無意識)
やペルソナ
影、アニマ&アニムスなんていう
理論はすべて
これを言語化したものに
すぎないのです。
(【一即多 多即一】 一緒くたを優しく説明したアニメです)
みんな
自分の頭で考えてきたから
自然に疑問をもったし
それをごまかさないで
いたから
勇気や知性が養われたのです。
DVシェルターで
箱庭なんかする子たちは
入所してきたばかりで
おどおど不安そうな子たちに
「頭で考えてね」
とやさしくアドバイスしていますよ。
子どもは哲学者でしょう
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