『おむすびころりん』と陰陽五行説

きこりのおじいさんが

昼食で切り株に腰掛け
おばあさんの握った
おむすびの包みを開いたら…

おむすびが一つ滑り落ちて
山の斜面を転がり落ちていって

おじいさんが追いかけると、
おむすびが木の根元に空いた穴に
落ちてしまって

おじいさんが穴を覗き込むと、
何やら声が聞こえてくる。

他にも何か落としてみようか
辺りを見渡しているうちに
誤って穴に落ちてしまいますが

穴の中にはたくさんの白いネズミがいて
おむすびのお礼にと
きい葛篭とさい葛篭を差し出し

おじいさんに選ばせます。
おじいさんが小さい葛篭を選んで
家に持ち帰り開けてみると
たくさんの財宝が出てきました。

これを聞きつけた
隣りのおじいさんは
同じようにおむすびを蹴って
穴に無理矢理入れ
さらには自分から穴に入っていき
土産をよこせと怒鳴りつけます。
差し出された大きい葛篭と小さい葛篭には
ネコの鳴き真似をしてネズミを脅し、
両方の葛篭を持って帰ろうとします。

ところがネズミが
おじいさんに噛み付いたので、
おじいさんは降参しました。

そういうお話でしたね。

人間の自己実現が
①合理的には行かないこと
②人まねではダメなこと
③目先の自己チューでは
 ―意識や自我中心の現実主義
  自己実現の自己は真の自己

 結局恥をかくだけであること

そして
④失敗したときが
チャンスで
そのとき人格を試されるのだということ

最後に
それらの思想哲学が
⑤【一太極二陰陽】の法則に
乗せられていることを
感じました。

大の中に小が
小の中に大が
あり
 PTSD研究家翠雨の日記

大小(損得・分別)を超えた
大穴(太極)に立ち返って
ものごとを見直すのが
日本人のリセットの原理です。

ネズミは十二支の始まり
これを追い出しては
何も始まらないですね。
 ―投薬治療と同じです。
 

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