日本人の集合的無意識に存在する『座頭市』のこころ

PTSD研究家翠雨の日記

兇状持ちで
 ―凶悪犯・前科者・逃亡犯

盲目の

侠客である
 ―本来は
 強きを挫き、弱きを助ける
 任侠を建前とした渡世人の総称
 離農者など、封建体制における無法者

バイオレンス色の濃い
娯楽時代劇ですが
勧善懲悪という単調な枠では括れない
「人情」や「人間の業」
を描いた脚本が
多くの人々を魅了します。

原稿用紙にして十数枚しかなかった
原作が、無批判に引用されて           ←禅風パクリ
広く信じられるようになったもの
らしいですから

ユングの言う
日本人の【普遍的無意識】
(集合的無意識)

西田幾多郎のいう
【歴史的身体】
作り出したところが      ←常識はみんなで創ってる!
あります。

諸国を旅しながら
驚異的な抜刀術で悪人と対峙する
座頭市のような存在を
心の中に
必要としているのでしょう。

盲目で
善悪を超えた
真実といえば

【一太極二陰陽】の陰陽五行説による
リセットの法則です。

日本人のこころの奥底に
脈々と流れています。

DV被害者なんかは
閉じられた世界から      ←封建的世界
飛び出さずにはおれなくなった ←ポニョ
人たちですから

座頭市の哲学を
生きているかもしれませんね。 

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