DVシェルターの常識は
加害者に会わないこと。
つまり離婚すること。
しかし
相当多くの女性が
この常識に反感を
持っている。
―そういうことは
自分で決めたい。
福祉は権利だから
気にすることはないのだが
安全な場所と
温かい食事や布団を
提供されると
反論しにくくなる
どころか
そんな風に感じる自分に
罪悪感をもつらしい。
DV家庭で
長年にわたって
無意識に
強く刷り込まれた
根拠のない
間違った常識は
保護されたくらいでは
消えない。
そのトラウマは
静電気のように
専門家による二次被害という
ゴミを吸い取り
複雑化するから
多くの被害者は
ここでマイってしまい
あまり考えないようにして
みなと同じように
流されようとする。
しかし
何割かは
スタッフとぶつかり
私に窮状を訴える。
そして
加害者に会い
相手に対する見方を
しっかり変えることに
成功する。
すると
「関係修復したい」と
涙を流していた人も
急に
離婚の意思を固め
エネルギッシュに
変わってゆく。
―女性は決断したら
早い!
加害者の方が
これにはショックを受け
【解離】を起こす。
被害者が
「~だったでしょう」と言うも
全く記憶にない
知らないと言う。
「でも~で
これが~なら
やっぱり~だったってことでしょう」
相当詰め寄っていく。
最後は小さな声で
「ごめんなさい」と言うそうだ。
【解離】が解けてのことなのか
どうかは不明だが
関係性の大逆転は確かに
起こっている。
DV家庭に育ちながら
DV被害者になった人や
小さいときから
親との関係がよくなくて
身体化
(PTSD)した人は
気づきが起こると
逆に案外強いところがある。
日本人のこころは
二元論では
できてないですからね。
PTSD二世の意外な強み
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