おじいさんを失くした
小学生の子どもたちの
様子を聞きました。
みな
すごく可愛がってもらってたので
それなりにショックを受けていますが
長男のショックは
大きいようだと
母親が証言しています。
自分の部屋で寝ていたのに
一人では眠れないので
父親と並んで眠るように
なりました。
親しい人の死は
心の奥深くに何かを残しますが
成長の種でもあると信じていると
母親は申しております。
小さい子なら
おねしょしたり
この長男のように
一人で眠れなくなったり
以前は当たり前にできていたことが
できなくなること
(創造的退行)が
あります。
しっかり退行し
しっかり悲しみ
思い出に浸ることが
バネとなり
大きく変化することができます。
月別アーカイブ: 2010年6月
警視庁荻窪警察署内自室で勤務中に27歳の巡査長拳銃自殺のPTSD
頭から血を流して
うつぶせに倒れているのを
警察官が発見し
病院に搬送しましたが
1時間後に死亡しました。
使用された拳銃は
巡査長が普段携帯しているもので
1発発射されたとみられます。
部屋には遺書が残されていたということです。
警視庁は
「拳銃を使用して自殺したことは
誠に遺憾だ。
今後
事実関係を明らかにしていきたい」と
コメントしています。
警察官になるということは
市民のために
普通は触れなくてもよいような
悪や不幸に接するということです。
普通の人より
深い哲学観・宗教観を基礎にした
正義感や自我の強さが要求されます。
C,G.ユングも
人生のある時期に
哲学宗教上の問題に悩み
その答えがつかめないならば
机の引き出しにある拳銃を
こめかみにあてて
死なねばならないと
追い詰められたそうです。
警官の自殺は
普遍的な問題です。
遺書もあるようですから
きちんと解明し
予防措置をとって欲しいです。
国のためにがんばる
犠牲者をこれ以上出したくは
ありませんから。
『パーマネント野バラ』の女性たちとDV社会
地域性もあるのでしょうかね。
普通にみれば
立派なDV文化ですが
【甘えちゅう】←高知ベン
それで済まされる。
どうしようもない男性に
甲斐甲斐しく尽くし
さらに偉そうにされている。
面倒見がよすぎる
この女性たちは
強いのかもろいのか
最後に作者の本心が
ぽろり
嘘なくしては
生きていけないくらいの
悲しみを背負っているから
らしい。
やはりトラウマ否認のDVか。
なんだ
悲哀の哲学者
西田幾多郎とおんなじ
辛さ抱えてるんじゃないか…
山下清と自己実現
戎橋にたたずむ山下清さんです
ドラマの感じとは
大分違いますね。
3歳の頃に
重い消化不良になり
一命は取りとめたものの
後遺症で
軽い言語障害
知的障害に進行
小学生の頃
いじめに遭った際
ナイフで級友を傷つけたため
親からも心配されて
知的障害児施設「八幡学園」へ
収容され
この学園での生活で
「ちぎり紙細工」に遭遇
これに没頭していく中で
才能として開花します。
学園での生活に飽きたのか
放浪の旅へと出たことでも
有名ですね。
先天性の発達障害ではないようですが
器質的なものか
心因性なのか
難しいところですね。
20年前
すでに自閉症はいないと
心理学者はみな言ってましたが
(そのうちの何人も
今のブームに乗ってますよ。
意味不明)
出現したころ
ミルクを拒否する子がいると
聞いたことがあります。
子どもの拒食や
習慣性嘔吐は
心因なのか器質なのか
難しいところがありますね。
でも無意識まで含めて考えたら
心因が多いのではないでしょうかね。
花火の作品とか
いいのがあったように
思いますが
華厳経っぽい
感じがします。
ってことは
(集合的無意識の象徴が使える)
PTSD克服した
自己実現タイプかな?
発達障害
(当時は知恵遅れ)の事例として
習ったけどね。
ばかみたいにハキハキ大声で元気のいいPTSD女性
PTSDの症状は多彩で
一見そうは見えない人も
多いですね。
それが誤診の原因ですよね。
でもすごく
わかりやすいタイプも
ありますよ。
50代半ばの女性
ドラマの山下清みたいな
風貌
―何にしても
それらしく見せる方法ってありますよね。
『レインマン』は
ズボンをウエストより上でベルトして
はいてて注意されてました。
妙に大きな声で
「はいっ!」
「いいえっ!」
≪小学生かい?≫
ちょっと難しい質問には苦笑い…
おとなの発達障害みたいですが
どうも状態が悪く
変に人と関わると
飲みこまれて
(人酔い?)
混乱するから
彼女なりに距離をとっていたようです。
しかしその防波堤は
長持ちせず
無残に押し流され
浪費するし
会う人逢う人に八つ当たりして
ごろつきみたいになりました。
お酒は呑めないので
つよーいタバコ吸って
なんとかしのいでます。
切れるとちょっと危ないです。
自分でも分かってますから
タバコとライターは
必ず確保します。
登山で酸素や水のこと
まず考えるような
感じです。
生きるのは大変です。
陰陽五行の馬イメージ
馬です。
学生の頃
境界例(ボーダーライン)の人の夢や箱庭に
「馬が出てきたら危険」と
習い
腑に落ちなかった。
―記号ではなく象徴なので
あんまり一概には言えないのですが…
なんかやらかす
(行動化 心の中で整理すべきことを実行してしまう)
というのだが…
今ふと気づいた。
境界例はもちろんPTSD
そして馬は陰陽五行説では【火気】
トラウマと闘っているエネルギーが
外に出てきたら
確かに大変でしょうね。
箱庭セットには
ゴリラなんかは大きくて怖そうなのがあるけど
馬はそう大きくなくて
優しそうなのが多いのは
馬を恐れてのことかな?
ならば
陰陽五行とイメージの関係を
実は否定してなかったのかも。
(無意識でのことですが)
写真の暴れ馬みたいな
トラウマが暴れだすって予兆なのかな。
確かに相当練習しないと
乗りこなせないでしょうね。
中島みゆき『髪を洗う女』と洗浄強迫のトラウマ
かみともにいまして ゆく道をまもり
かみのまもり 汝が身を離れざれ ←男性コーラス
賛美歌? 髪と神のだじゃれ?
泣くにも泣けない しずかな夜は
灯りもつけずに しょんぼりと
いつまでいつまで 飽きもせず
女が髪を洗います
煙草の煙を流すため
お酒の香りを流すため
あいつの全てを流すため
いつまでいつまで 飽きもせず
女が髪を洗います
女は薄情なものだから
髪形ひとつで 言葉も変わる
元結ほどけば 崩れるように
髪の毛だけが 泣くのです
煙草の煙が流れない
お酒の香りが流れない
あいつの全てが流れない
ひとりの夜更けは 水音さむく
女が髪を洗います
煙草の煙が流れない
お酒の香りが流れない
あいつの全てが流れない
ひとりの夜更けは 水音さむく
女が髪を洗います
洗っても洗っても
消えないものについて
華厳経では
修行中になかなか消えない
煩悩の一種
有垢とか有点について
丁寧に説明しています。
―灯りもちょっと華厳ぽい
と感じました。
PTSDだったら
洗浄強迫がありますね。
洗っても洗っても
気がすまない。
やっぱり気なんですね。
五行の気・元気の気です。
根本からやられてる感じです。
気のせいとかじゃなくてね。
いろんな製品がある時代ですからね。
強い洗剤やベンジン
使って欲しくないですが
気がすまないからと
狂わんばかりに
使ってしまうのは
悲しいですね。
消えないのは
髪や手の汚れじゃなくて
トラウマですからね。
きりがない。
リストカットも
同じですね。
やはり
つらくても
トラウマに向かう
根本治療しかないですね。
十牛図第十図① PTSDへの非指示的方法は復活するか
入鄽垂手 にってんすいしゅ
悟りの過程の
―自己実現も小さな覚りと考えましょう
オリンピック選手も私も二本足で走ります。
腕を振ります。
タイムが違うだけです。
最後の図です。
入鄽は町に出て
垂手は手を垂れて
手を垂れて何をするか。
不安な面持ちで
自分探しをし
自分と格闘し
こころ豊かに強くなった
左の賢人は
右の若者を導くのですが、
上から目線で
あーだこーだと
指示するのではないということです。
自分がそうだったように
この若者に考えてもらい、
発見してもらい
気づいてもらいます。
ロジャーズの考え方であり
心理療法の基本でもあります。
この考え方もまた
復活するかもしれません。
そしたらPTSDの方々も
生きやすくなるでしょう。
だれが生きにくく
してたのでしょうね
PTSD研究の伝灯録
仏教では
伝統ではなく
伝灯と書きます。
かぐや姫は
竹林のなかの
一本の竹の根元を照らす
ほのかな光として
翁に発見されました。
大事に育てられますと
自覚が進み
自分が何者であるか
思い出し
―われわれはすぐこれを見失います
最後は
まばゆい光になって
昇天しました。
華厳の光明思想は
ユングの自己実現
(個性化)のスタイル
そのものです。
消えそうな灯を
大事に
人から人へ
伝えてゆく
心細いものが
伝灯です。
PTSD研究の伝灯の
消えそうな灯は
最近奇跡的に
少し明るさを増しましたが
まだまだ油断はできません。
『ハリーポッターと謎のプリンス』PTSD蔓延の影にも闇の魔王
本日8時からの
放映です。
魔法学校の6年生になった
ハリーは
人間界をも
支配しようとする
闇の魔王の弱点を
暴こうと奔走します。
―単なる学閥争いが
市民を巻き込んだのが
PTSD蔓延問題です。
PTSD蔓延にも
闇の魔王がいます。
―ちょっと勢力減退しちゃって
「みなさんと一緒に」なんて
しおらしくなりました。
普通に人間の格好してますし
地位が高かったり
名誉があったりしますが
こころは悪魔です。
多分PTSDを
治しそこなったのでしょうね。
ドラキュラにかまれて
ドラキュラになってしまいました。
知恵の光や
十字架が象徴する
死と再生の意思を
かざせば
退散する性質をもっています。
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