『チャングム』第一話 チャングムのポニョ

廃妃の毒殺から
PTSDになった
元武官は

14年前
耐え切れない罪悪感から
酒をあおり
竹林で幻覚とまみえているうちに
崖下に転落し
九死に一生を得たときのことを  ←原点ですから!

真面目に考え始めました。

気がつくと
仙人のような人がいて

傷の手当てをし
こころの応急処置を    ←これが大事です。
してくれました。

あなたは
生まれながらの悪人ではないが
気の毒な運命にあると
 ―あなたのこころは健全だったが
  トラウマのために
  翻弄されている。

3人の女性に気をつけろと  ←先天性ではなくて治るから!
言ってくれました。

しかしそのヒントは
漠としていて
どう理解したら
実際に役に立つのか
要領を得ません。

必死に質問するのですが

最後は
3文字を示し
消えてしまいました。

おそらく
この仙人は
実在でなく

崖下へ転落する際に
つかんだ直観
を増幅した
イメージでしょう。

普通は行かない場所
  ―砂漠や荒野や崖の上
    ↑        ↑
   西洋式     東洋式

勇気を出してそこへ行き
さらにその先へ行こうと
する人間だけに与えられる
その人のPTSDに関する
処方箋です。

【如人千尺懸崖上樹】
(崖の上のポニョ)
【百尺竿頭一歩進めよ】

これをあきらめず
解読しようとし続ける姿勢
これが
東洋人の
自己実現の秘策でしょう。

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