『チャングム』第六話 王女の拒食

PTSD研究家翠雨の日記

王女さまが6日間
食べなくなって
大騒ぎ…

しかし
最初から
これは身体の病ではなく
おとなしく口数が少ないので
何か言えないことが
(心因)
あるのだとみな考えています。

そのうち父母(王と王妃)も
意識的にですが
拒食しだします。

娘がそうなっているのに
理解できない自分は
父としてどうかと
考えるのです。

 ―同じような状況に身をおいて
  考えることは大事な基本ですね。
  拒食・過食のケースでも
  時々そういうお母さんに会います。

これらは
今のPTSDをとりまく
家族はおろか専門職にも
消失した当たり前でありつつ
基本的な秘訣です。

食事係の女官にも二種あり
第一は
すぐに結果の出る方法を
長期的には害だとわかっていても
使おうとする人たち      ←過剰投薬を連想します

第二は
拒食の回復には
味覚や嗅覚の回復が伴うので
5日かかるというような
自然の流れを大事にしつつ
なぜ食べないかという心因を探り
それに応じた食事を作ろうと
する人たち

第一の人たちは
目の前のことだけを考え  ←解離してます
副作用は仕方がないものとし
加算しか頭になく
焦っていますが

解決は
引き算で起こりました。

梅雨で米の蔵が水につかり
普通の人が気づかない
においを敏感な王女は察知し
みんなが食べているのに
言えなかったのです。
 ―フツーの子なら威張って
  指摘しそうなことですが
  PTSDの人は奥ゆかしいのです。

シンプルな白粥を作るのが
一番難しいのです。
 ―においを消すのに
 常識はずれの秘策を用いました。
 
PTSDにとっても
いかに無用なことをせず
シンプルにできるかは
大事なことです。

病院で薬をたくさん飲んで
不要な心理検査を毎月一通り

そんなに調べてるクセに
食べればご褒美
(ほめる・評価が上がる・外出許可とか)
食べねば罰
(注意・評価が下がる・点滴とか)

というような二元論の行動療法


昔から摂食障害の人は
入院したがらないし
してもすぐ逃げ出すと言われてますが

私は当然だと言ってます。

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