臨床心理士は『誰も知らない』 

モチーフとなった事件は22年前
映画は6年前公開

恋人ができて家を出た母親に代わり
12歳の長男が
幼い弟妹3人の世話をしながら
子どもだけの暮らしを続ける。

生活費が底をつき
精神的にも追い詰められた果てに
末の妹が死亡し
長男は埋葬に出かける……。

史上最年少で
カンヌ国際映画祭の
最優秀男優賞を受賞した
長男役の柳楽優弥さんにも
すったもんだがありました。
 ―作品は重いですからね。
 被爆したんです。
 でも回復しましたよドキドキ

PTSD研究家翠雨の日記

公開された6年前はまだ
社会の片隅の特殊な話として
感じられていましたが

6年間に
ネグレクトは進化
同時に
世間の人たちも

自分のことととして受け止めるように
なりました。

大阪二児遺棄死事件の
マンション前に訪れる人は多く
そこで
こころのケアが行われています。

暗闇から自転車で現れた
おっちゃん
「なんや。まだおったんか。
 母親も被害者や!」

おっちゃんは母親ではないし
殺人なんて犯してません。  

でも
PTSDのトラウマにまつわる哀しさを
心に秘めているのでしょう。

その言葉を受けとめた人たちは
そこに
哀しさと癒しを感じて
ほんのすこしこころが温まります。

こういうことは

専門家の世界でのみ
『誰も知らない』…

臨床心理士は『誰も知らない』 」への0件のフィードバック

  1. りんこ

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    私も見ました。
    母親も病んでる人だったかもしれませんが、自分の母親を投影して、見ててとても腹が立ちました。
    残された子供達は本当に悲惨でしたが、でも、まだ兄弟愛があるだけいいなぁと羨ましく思いました。
    「誰にも言えない」
    本当に私も誰にも言えませんでした。
    虐待されてる人はみんなそうだと思います。
    夜回り先生のような人があの頃居てくれてたらなぁ。
    助けを求めれたかもって思います。

    返信
  2. 翠雨

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    >りんこさん
    夜回り先生元気かなぁ?
    最近見ない気がしますが…
    PTSDは、予防&悪化防止がまず第一ですものね。

    返信

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