朝日新聞『獅子頭』第百四十七話 解離人格としての幸子

主人公が
地獄の苦しみを味わっている
というのに
あいかわらずふわふわと
自分中心に生きている
幸子は不思議な存在だ。

罪悪感とか
他人に対する共感とか
そういうものが
まるで欠如した
無垢な子どものようでありながら

自分の人生に
主人公を巻き込み
操る才能に長けている。

この【解離】人格は
生い立ちのなかで
形成されたようだ。

3歳のときに
両親が離婚し
引き取った母親は
3度再婚し
どれもうまくいかなかったので

幸子は
不安定かつ複雑な
家庭環境で
サンザン辛い思いを
してきた。

母親は今では
手続きが邪魔くさくなり
単なる同棲と別れを
繰り返している。

機能不全家族
虐待環境

妙にふわふわした
いい加減さや道徳観の欠如
自分本位に
人を巻き込み絡めてしまう
圧力は

どうもそこで
形成されたらしい。

先天的なものではない。

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