14歳の主人公の
父親が
ある日突然
逮捕され
東京の進学校から一転
変わり者の
実のおばさん率いる
札幌の児童養護施設の
居候となる。
そこの中学生たちは
虐待などの
トラウマティックな過去に耐えながら
真っ向勝負の
「人生との格闘」中です。
作者は言います。
それは
★一筋縄ではいかない
でも
★人は危うい綱をどうにか
渡ることができる
「人間は動物と超人の間にかかる綱なのだ」
そう言った
ニーチェを想いました。
PTSD克服は超人になることを
意味します。
超人は大学や学会にはいません。
児童養護施設や病院で
呻いているのです。
ぼくのおばさんは
彼らを体を張って受け止めます。 ←現実にもいて欲しい!
おれになったぼくが
熟成されたほくの視点を
さらに展開させながら
書かれたものだそうです。
精神分析の目的も
過去の記憶の想起
そのものでは
ないですものね。
日本人の場合
特に大事な視座でしょう。