『チャングム』第二十五話 トラウマの時熟

幼児期に
自分の一言で
しかも約束を破って
父を逮捕され
その流れから
母の死を一人見送り
孤児になってから
必死で生きてきて
母の友人に遭うことができ
(自分の師ですから)
夢に王手をかけたとき
トラウマが
氷解し始めました。
傾聴してくれる
信頼できる役人にも
めぐり遭うことができた
チャングムが
言います。
「あまりに辛い過去だったから
調べる気にも
ならなかったのですが
実は
父がどうなったのか
知りたかったのです」 ←忘れているわけではなかった
問題があっても
チャングムのように
とりあえずは
目の前のことに必死で取り組んでいたら
支援者や心構えが整うから
そのとき
トラウマに直面し始める
そういうことは
大事だと思います。
時熟と言います。
鳥の孵化と同じです。
卵がもう出たいと思うときに
外からコツコツ音がして
殻が破れるのです。
それ以前に
あがくのはエネルギーの
無駄です。

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