月別アーカイブ: 2010年8月

性的虐待の深刻さ を弁護士らが演劇で訴える

電話相談に応じている
東京の弁護士たちが
毎年
実話をもとに
制作しているもので

今年のテーマは
性的虐待でした。

主人公は
援助交際で
警察に保護された
高校生の少女です。

接見した弁護士に
小学4年生のころから
義理の父親に
性的虐待を受けましたが
恥ずかしさから
周囲に相談できず
自暴自棄になり
性を売り物にしていったことを
打ち明ける姿が
演じられました。

脚本作りにかかわった
坪井節子弁護士は

「性的虐待を受けた子どもは
自分はどうなってもよいと
感じるようになり
簡単に性を売ったり
うつ病になったりするケースもある。

性的虐待を放置することで
子どもがどれほど
深刻な被害を受けるか
知ってほしい」と
話していました。
続きを読む

『セラフィーヌ』 ~自己実現の間にある啓示と狂気

PTSD研究家翠雨の日記
6歳で孤児になり
修道院の家政婦をしている
田舎女だったが
41歳のある日       ←ユングのいう人生の昼下がり
聖母から
「絵を描かねばならない」と
啓示を受けます。
描いたこともないのに…
文字が読めないのに
「読め!」と言われたムハンマド
『わからないなら
机の引き出しにある
ピストルで死んでしまえ!』と
内なる声に脅されたユング
転機には
普遍的な【型】がありますね。
啓示には無理がつきもの
なんでしょうね。
 ―癒しの啓示はない…
感応同交と言うと
官能と響くのか
眉をひそめられることが
ありますが
彼女はまさに
性交のように
絵を描いたそうです。
しかし
危険なんですね。
世界的名声の幻想に
浸り始めてしまうと
聖母や天使との回路が
断ち切られます。
護りのないところで
パンドラの箱が開くのですから  ←薬害と同じです
誇大妄想と強迫観念の      ←啓示と紙一重
幻覚に襲われ
精神病院で一生を終えました。
このあやうさの綱
逆走した人知ってるわ…汗

『おれのおばさん』 ~児童養護施設とPTSD

$PTSD研究家翠雨の日記
14歳の主人公の
父親が
ある日突然
逮捕され
東京の進学校から一転
変わり者の
実のおばさん率いる
札幌の児童養護施設の
居候となる。
そこの中学生たちは
虐待などの
トラウマティックな過去に耐えながら
真っ向勝負の
「人生との格闘」中です。
作者は言います。
それは
★一筋縄ではいかない
でも
★人は危うい綱をどうにか
 渡ることができる

「人間は動物と超人の間にかかる綱なのだ」
そう言った
ニーチェを想いました。
PTSD克服は超人になることを
意味します。
超人は大学や学会にはいません。
児童養護施設や病院で
呻いているのです。
ぼくのおばさんは
彼らを体を張って受け止めます。 ←現実にもいて欲しい!
おれになったぼくが
熟成されたほくの視点を
さらに展開させながら
書かれたものだそうです。
精神分析の目的も
過去の記憶の想起
そのものでは
ないですものね。
日本人の場合
特に大事な視座でしょう。

大阪で【貧困と児童虐待シンポ】 ~米国での調査結果をもとに

PTSD研究家翠雨の日記

先月の
ネグレクトの末に
マンションに置き去りにされた
幼児2人が死亡し
母親が逮捕される事件を受けて

本日も
「子どもの貧困と虐待」のシンポジウムが
ありました。

弁護士会によると

米国の近年の調査では
★最低生活水準を下回ると
 虐待件数は倍以上に増加

★死亡のケースでは
 ほとんどの家庭が水準以下

★収入が下がると
 虐待の中でも育児放棄(ネグレクト)の伸びが
 顕著

だそうです。

貧困はリスキーです。
続きを読む

平城京の光に包まれる大極殿でリセットしましょう!

PTSD研究家翠雨の日記

大極殿を包み込むように ←リセットの原理【一太極二陰陽】の太極
約1万個のろうそくが
光ります。

平城遷都1300年祭の
主会場・平城宮跡(奈良市)で

昨夜
夏季イベントが始まりました。

約200発の花火も
打ち上げられました。

LEDで発光する
巨大風船を浮かべるほか
さまざまな照明を活用した
作品展示もあります。

新旧
さまざまなタイプを
織り交ぜた
光の祭典です。

華厳経と陰陽五行説が
見事に融和しています。
続きを読む

PTSDを取り巻く脅しのテクニック

PTSDの方が
書いておられた。
うつ病と診断されて
抗うつ剤が処方されたが
全く効かない。
それで電気ショックを勧められたが
怖くて断った。
すると
処置なしだと言われた叫び
DVシェルターでも
カードは2つ
★離婚させて
★母子寮に送る
普通の人は
避難してきて
ほっとしたところに
そんなこと突きつけられたら
戸惑う。
怖れながら
かろうじて言葉を搾り出して
「…まだ、そこまでは…」
<じゃあ、どうするの?!>叫び
私はそんな話をたくさん聴いてきた。
職業や場所は違うが
人間のすることは
似ている。
おどしのテクニック?
やくざじゃあるまいし…
世の中には(専門家の仮面を被った)
とんでもない人がいるけど
人生のどん底で
ぎりぎり生きてるときに
余裕のかけらもないときに
『いやだ!』
『怖い!』と感じ
立ち止まることができた人が
大きな転機を迎えているように
思う。
PTSDなのに
なぜうつ病に甘んじるのか?
不思議で仕方なかったけど
…そういうことだったんだね。

日本人型PTSDの未来予想図

オバマ大統領がイスラム教徒だと
誤解してる人が
たくさんいるそうです。

大統領就任式見たでしょうにね。

PTSD研究家翠雨の日記

1861年
リンカン大統領が宣誓に用いた
聖書

連邦議会図書館から借りて
この聖書に手をおき
神に誓いましたよ。

人を見かけで判断しては
いけませんネ!

しかし先入観って
なかなか根深いものです。

★落ち込んでる人はうつ病
★医者が診断したのだから
 まちがいない
★治らない

いくら
★ストレスがあったならPTSDでしょう?
★うつ病は薬飲んだら効くから
 絶対自殺しないでって
 釘刺しなさいって
 教科書に書いてあるでしょう?って

言っても…

暖簾に腕おしです。

ところでひらめき電球

日本人は
何に手を置いて
宣誓するのでしょうか?

答えは
【空】です。

未曾有の結果に対して
宣誓します。

オバマ大統領の未来は
聖書の常識の範囲内です。

だから
どなたか
緊張しすぎて
「みぞうYOU!」って
言っちゃったんですね叫び
続きを読む

PTSDを素直に受け入れられないワケ

坐禅専門家のブログも
拝見した。
   悪い持病が出て
   目が泳いで
   妄想し始め…
思い出した!
昔から
癒しの方法として  
祈りや瞑想などが
方法として
奨励されている。

 ―癒しは誤解が多い言葉だが
  自己実現しないと人間は癒されない。
  自己実現の前には必ず
  苦悩がある。
  
でも…
★それが信じられなから     ←信じたくない=否認
★いますぐ何とかしたいから
(悠長なことはしておれん!と  ←誰に向かって?
 怒り)        
★苦痛だから
本気で向き合う人が少ない。
「過去の宗教くさいもの」と
【合理化】している。
  
高いところにあるブドウを
「あれはすっぱい」と
決めつけるキツネみたいな
ものだ。
教科書的には
【知性化】と言うのだが
誤解が多いから
あえてランク下の【合理化】と
私は呼ぶ。
合理化って聞くとまた
「合理的か。
 そう私は合理思考ができる
 おりこうさんなのよ音譜」って
誤解されそうだが…
宗教と聞くだけで
アレルギーを起こしたり
無宗教だと威張るのも
この防衛機制が
働いている。
誰に向かって
怒るのか?
その【誰】をつかんだら
人間がいかに宗教的な存在か
わかるだろう。
坐禅する姿は
龍のようで
魔王もおののいて退散すると
道元は言ったが
確かに
この人の不動の坐禅は
私に妄想させ
気づかせる力があった。
真実はシンプルなのですが
人間が複雑にしたがるのでしょう。

うつ病支援家の悩みを聴いてみた

うつ病支援家の方のブログを見た。
ガッツポーズで自信をアピール
まぶしい…汗
早速
うつ病観を偵察…
二種類あるらしい。
★本物のうつ病
★擬態うつ病

今の世の中は
この区別ができておらず
平気で
一緒にされることが多く
はなはだ迷惑であると
怒っておられる。
擬態うつ病に
反感が強い。
なぜか…
うつ病は
本当に悩んで
なんとかしようと苦しんでいる人
擬態うつ病は
(しんどいのはウソではないが)
ただの甘ったれで
依存心が強く
自分が治療の主人公であるという
意識が希薄な人
ふーん…

宮崎駿が睡眠薬をやめるとポニョが家出する?

宮崎駿は言っていた。

創作で
頭が一杯になって
眠れなくなる。

もう長いこと
睡眠導入剤を飲んでいる。

(飲むことで
押さえ込まれたものがある。

薬による抑圧を取ると)

その先に何があるか。

そうそう簡単に
開けられないものが
ある。

ポニョを超えるようなもの
でも
(前代未聞だから)
創作としては
ドロドロになるかも…

みたいな予感を語ってた。

【如人千尺懸崖上樹】
ポニョ   崖の上の

禅の公案のその先を
見てるらしい。

二元論のユング派
遅すぎる…
続きを読む