月別アーカイブ: 2010年8月

『チャングム』第十九話  減薬の秘訣

最高指導者の女官は
疫病の兆候が1つもないのに
隔離され
薬を飲まされています。

日に日に悪くなるので

こっそり
町医者に薬の内容を調べさせます。

なんと
大半は効かない薬で
一部に
持病の肝臓病を
致命的に悪化させる薬が
入ってました。

最高指導者の地位を狙う人物が
王命とウソをついて
出世のために仕組んだワナでした。

平成日本にも
同じことがあります。

薬はよく調べて下さい。
わからなかったら
普通の薬剤師に成分を聞いてください。
(これは抗不安薬とか
よく売れているとかいうのではなくて)

自分の問題とよく照らし合わせて
(それには自分の問題は何か?を
今以上に考える必要があります)

必要なものだけを
摂取してください。

自分の身体をご神体くらいに
重く大事に考えてください。

自分になら
「まあ、いいっかぁ~」って
思えるものでも
神さまになら
「それはダメでしょう!」ってことあるでしょう?

これ秘訣です。
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『チャングム』第十九話  こころの麻痺の治療

気難しかった正使は

チャングムの料理を食べて
好々爺になりました。

「最初は
(美食に慣れて
味覚が麻痺してて)
草の味しかしなかったが

だんだん素材の味
味わえるようになった。

別境地を教えてもらった」

「この無礼者の料理には
論語や孟子の話まで
出てくるんだから」と
大笑いしています。

こころのケアの理想も
同じだと思います。

相手が
ものごとの本当の意味を
つかみ
味わえるように
寄り添わねばなりません。

それには
意味の背景がしっかりしたもので
なくてはなりません。

最初はチャングムのように
怒鳴られたりもします。

しかしその方が
予後がいいですねニコニコ
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『チャングム』第十九話  専門家に必要な道理と信念

明の国から来た正使が
糖尿病を患っていると聞いた
チャングムらは

野菜中心の食事を作ります。

美食家の正使は
最初
「無礼者!」と
怒り狂いましたが

最後に言いました。

「人間というものは
弱いもので

糖尿病を患っても
なかなか食習慣を
変えられなかった。

でも
変えてみたら
心身が軽くなり
難癖もなくなった」

そして
「なぜここまで意地を張ったのか」と
聞かれたチャングムは

どんなときも
(自分の立場が危なくなるときでも)
相手にとって害になる食事を作らないのが
料理人の道理だと
言いました。

  …

麻薬中毒患者が
麻薬を望むからといって
麻薬をあげてはいけませんね。

変わるのを恐れている人に
「そのままでいいよ」と言うのは
違いますね。

専門家には
信念が必要らしいです。

時には
王を制するくらいの
信念です。
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パク・ヨンハさん49日法要 ~仏教と臨床心理学

6月30日に自殺した
韓流スター、パク・ヨンハさん
(当時32)の

四十九日の法要が
ソウル近郊の寺院で
ありました。

肉親や関係者のほか
日本から駆け付けた
喪服姿の女性ファン
約150人も参列しています。

仏教では
お葬式だけでなく

何十年もかけて
延々と
喪の作業をします。

生老病死が
避けられないことを
大前提に

★人の死というものが
受け入れがたいショックを
与えること

★癒されるには
長い時間が必要なことを

尊重した
こころのケアです。

「過ぎたことを
くよくよ考えても
仕方がない」との
【否認】から

早く忘れて
現実に適応できるように
するための
【行動療法】   
 ―箱庭療法という名の  ←そもそもは行動療法ではない
 行動療法を提供する
 徹底振りです。
 普通はだまされます。

生老病死に対する
哲学という
人生の深遠から
思考を遠ざけさせるための
【薬物療法】

現代的な
心のケアはすべて
お葬式とは真逆のやり方で

現代人のこころを
破壊しています。
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夜回り先生が指摘する集団ヒステリーとしてのレイブ

須磨海岸の
レイブで

6人の若者が
薬物使用や所持により
逮捕されましたが

夜回り先生として知られる
水谷修さんは

「夏の海や
ライブといった
開放的な状況に
多くの人が集まり

『みんなでやれば
怖くない』という心理が     ←集団ヒステリー
働くのだろう。

ドラッグが
『かっこいい文化』として    ←勘違いが起こりやすい 
若者の中に入り込んできている」と

警鐘を鳴らします。

依存症になる人は
もともと
心の闇を抱えた人たちです。

心の闇は目には見えませんが
持っている人は
簡単に仲間を嗅ぎわける能力が
あります。

群集のなかで
出会えた奇跡
(確率的にはアップするから
あたりまえですが)
快い音楽がマントラになり

一線を簡単に超えてしまいます。

この人たちにとっては
これは立派な
宗教的儀式です。

PTSDに対する
こころのケアもなく

サザンの桑田さんは休養するし叫び

消去法で生まれた
犯罪でしょう。

よくないことであることには
間違いありません。

しかし
彼らにはそういう仕方なさが
あったのだと思います。
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須磨ビーチの薬物連鎖にみるPTSDの蔓延

7~8月の期間中
約65万人の
家族連れや若者が訪れる

関西屈指のビーチです。

若い学生さんたちは
同じ学生として
信じられないと言い

子ども連れで楽しむ人たちは
身近に忍び寄る危険に
不安を覚えます。

海のオーナーたちも
「泳ぎもせず
酒ばかり飲んでいる若者が多い。
入れ墨も目立つ」とは
思っていたけど

自分たちが提供した
こんなに人の集まる場所で
堂々と薬物が使用されていた
ショックに戸惑いを隠せません。

ノリピーの逮捕は前奏曲
だったのですね。

やはりアイドル(偶像)
時代のカナリアです。

PTSDの一症状である
薬物依存症は

集合的無意識の中で
望ましくない形に
異熟しながら
確実に蔓延を
続けています。

事件を受けて
警察のパトロール隊が
巡回を強化しているそうです。

やはりおまわりさんの仕事から
始まるのですネ。

$PTSD研究家翠雨の日記

こころの専門家が
普通の日常のなかにある
PTSDに気づくのは
いつのことでしょうか?
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経費削減の鬼橋下大阪府知事が虐待には国に経費要望

大阪府は
児童虐待を
児童相談所に通報するための
全国共通ダイヤル(10けた)を
3~4けたに簡素化して
覚えやすくするよう改善を求める
橋下徹知事名の要望書を
厚生労働省に提出しました。
システム設定などで
数十億円かかりますが
「国の借金残高900兆円の状況からすると
未来を担う子どもの命を救うための経費として
それほど大きなものとは感じません」と
訴えています。
経費削減の鬼ですが
使うところには
使います。
子どもは国の宝
経済より人権です。

河合隼雄も「うつ病が増加している」と言ったが…

PTSD研究家翠雨の日記
5年前の
NHKうつサポート情報
出演時に
語ってました。
「臨床心理学者として
長年うつ患者と接してきた」
「当時から
数は少ないけれど
うつはありました。
ところが最近
急に増えてきましたね

衷心には
精神科医もいながら
うつ病の定義が
あいまいだったようです。
 ―医療人なら
  国家試験勉強で
  知ってる常識なのに不思議…
ただ河合隼雄は
定義があいまいだっただけで
彼が
うつ病と言っているものは
あくまで「創造の病」としてのうつ状態
「本人は
何もできないと思っている。
だけど
できるから不思議ですね」
そう言いながら
夏目漱石の作風が
うつ状態のあと
劇的に変化したと
言っている。
要するに
言葉使いがおかしいだけで
ユングと同じ
自己実現
(個性化の過程)を歩む人が
増加したと言ったのだ。
そこまで個性を主張しなければ
生きてゆけないのは
トラウマのせい
(PTSD)とは
言わなかったが…
息子が最近
急に発達障害研究家に転向したのは
ミステリーである。

朝日新聞『獅子頭』第百四十六話  解離性遁走の実際  

こんなことしてる場合じゃなくて
本当の妻子のいる ←本当の妻子とウソの妻子(陰陽
中国に帰りたいのに
そういう本心を
まるで忘れたかのように
日本で
新しい家庭と
新しい店のために
無心で尽力しています。
絵に描いた
【解離性遁走】です。
餃子の皮を
機械で加工するように言われ  ←こころの嵌め殺しを連想
おいしくならないと言ったら
安いんだから
おいしくしたらいけないと  ←詭弁の流行は心理業界でも
言われる始末
舞台恐怖症の昇華である
獅子頭という
会心の創作も
作らせてもらえず
料理人としてのポリシーも
否定されて
主人公はどうなるのだろう?

金剛出版の戦略は、河合ユングから松木精神分析?

河合隼雄存命中は
ユング派に非ずは
臨床家に非ず
って
風潮があったものだが
キトラ古墳の劣化隠蔽という
大事件の否認により
河合隼雄が
急性ストレス障害に倒れて以来
そのショックを否認し  ←みんなぶら下がってましたから…
集団ヒステリーに陥った
日本のユング派は
文化や宗教性
象徴といった
ユング心理学らしいものを
音譜そんなの関係ねぇ~
とばかりに否認してしまった。
解離による暴走である。
そんな日本のユング派に
魅力を感じる酔狂な人間はおらず
一気に衰退してしまったのだが
代わりに出てきたのは
西の松木邦裕による精神分析と
東の認知行動療法のようである。
かつて
催眠から派生した
精神分析と行動療法という
二本柱
共通認識は
先天的な精神障害
 ―うつ病・発達障害・パーソナリティ障害
  要するにPTSD否認
ユング派が
つかみそこなった
一太極二陰陽のリセットの法則によれば
行動療法でもなく(陰)
精神分析でもなく(陽)
第三のものが
出現し
PTSDを救うだろう。
その後は
二本柱は再び過去のものとなる。
歴史は
(陰陽五行のリセットの法則を)
繰り返す。