朝日新聞『獅子頭』第二百三十五話 反動形成

PTSD解離女性
幸子は   
 ―親の業背負った名前
  昔統合失調症のカルテに
  多かった。

店がつぶれそうになって
毎日
青ざめていたし
無口になっていった。   ←正常な反応

しかし
閉店が決まったとき

にっこり笑って
上機嫌で饒舌になり

お金をためて
もっと大きな店をやろうと
言った。

日本人独特の
【反動形成】です。

無意識のうちに
気持ちと反対の行動をしています。

店を閉め
後始末をするのは
辛いです。

しかし
辛さを感じると
こころがつぶれてしまうから

逆に楽しそうに振る舞い

夢まで語るのです。
 ―この部分は【空想】です。
 この場合の空想も自我防衛です。

これまでの人生も
自我防衛をたくみにつかって
問題を回避してきたのでしょう。

そして【忘却】して

永遠の
重症複雑性PTSDです。

こういう人結構多いです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です