朝日新聞『青銭大名』第十話 酒場の心理療法2

第九話の
酒場の心理療法の続きです。
【ラポールが形成】され
身の上話をしています。
$PTSD研究家翠雨の日記意外坊&五郎左
孤児である五郎左は
半年契約で
主人新左衛門に拾われたと
語りはじめます。
 ―働き手として
 救うのです。
 子どもにとっては
 キビシイですね。
この家は
大昔から
お金の力を背景に
あちこちで威勢を振るう
下賤の家で
敵が多かったので
 ―トラウマティックです。
$PTSD研究家翠雨の日記無差別殺人者
あるとき
こういう賊に襲われますが
五郎左が助けます。
亡き父親は
剣の達人でしたから
なんということも
なかったようですが
けちん坊の新左衛門は
契約をなんとなく
伸ばしてくれただけでした。
 ―命は惜しいが
 金は出さんという感じですか。
 子どもだと思って
 (怖い子どもなのに)
 バカにしてますねしょぼん
 親の守りがないと
 こういう目にあいやすいですよね。 
意外坊はすかさず
「命の恩人なのに
報いないなんてねぇ」と
眉をひそめます。
これが【共感】です。
こういう風に聴くのが
【傾聴】です。
心理療法の基本です。
 ―守らない専門家が多いけどあせる
 

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