被災者DV

PTSD問題は
被害者と加害者が
微妙にクロスした
問題で
非常に書きにくいのですが
被災地は
極度のストレス空間ですから
ある種の異常事態なんです。
米サンフランシスコの
ウィメンズクライシスサポートの
公式報告書が
窮状を伝えています。
(1989年10月カリフォルニア州ロマプリエタ地震)
①地震後レイプは300%増加
②性虐待やレイプのサバイバーに
過去のトラウマが蘇り
サポートが必要になり
緊急電話が25%も増加。
③DVによる一時保護の要請は
地震直後から増加し続けている。
児童虐待の増加
⑤失業や住居のないことが
暴力の大きな要因
⑥住居の問題や震災後の情緒不安により
暴力の関係に留まる女性も多かった。
日本の
阪神淡路大震災でも
保健婦さんからは
避難所での
幼児も含めた
家族間の
DVや性被害についての
報告がたくさんあり

 ―「被災地レイプ伝説の作られ方」など
  不謹慎な記事で
  ひどいバッシングを受けた
  書き手や被害者がいます。
  今回は
  民意が成長して
  そうはならないでしょうが。
99年になって
精神科医の斉藤学さんが
毎日新聞に
「震災以後の神戸を舞台にした
性被害ということなら
東京にいる私のところにさえ
複数の相談がよせられた。

社会はレイプという事実そのものから
目をそむけがちだし
それをないものとする傾向が強い

「兵庫県警が
95年に認知した
強姦事件が15件で
前年より少なかったことは
警察の限界として
将来指摘されるだろう」
「被害者の声が届く範囲は
保健婦、看護婦、医師など
治療の援助の提供者に
限られるのだから」と
述べておられます。
表面化されていないだけで
事実としては
あるのです。
自然なかたちで
見守る人材が必要であるのですが
まだそういうシステムがない
現状では
警戒してもらうしか
ないのです。
気をつけてください。
気をつけてあげてください。
お願いします。

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