「お金がないからではない」PTSD解離の時代の退学事情

講義前に
教務の人が
教えてくれました。
「退学する人が
増えてるけど
お金がなくて
やめていく人は
いませんよ」
人間関係ばっかりだと
見事に指摘されてました。
 ―なぜフォローしないのかと。
まだ若い学生さん
実習に出て
生身の患者さんに会い
指導教官なんかも
外部の人で
緊張します。
問題を抱えた人の場合は
(ストレスに弱いのです)
ついリスカなんか
しながら
バランスを保とうと
(最後の手段)します。
しかし
半そでの白衣から
それを見た
 ―隠す余裕もなかった。
患者さんが
「あなた、それ!!!」
取り乱して
指導教官に叱られ
担任に叱られ
「もうやめます…」   
 ―孤独と自責感で
 危険な状態です。
 
 事後報告を受けた私のこころも
 引き裂かれますが
 
 教務の人も
 言わずにはおれなかったのでしょう。
夢と一緒に
すべてを失って
学校を去ってゆくのだそうです。
 ―ここでクリニックに行ったら
  毒蜘蛛の糸に絡め取られて
  しまいますね。
一年生のうちに
PTSD予防教育を
しっかりしておこうと
覚悟しました。

「お金がないからではない」PTSD解離の時代の退学事情」への2件のフィードバック

  1. あ*

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    大学によって見ている社会階層が大きく異なっている可能性を感じました。私がお手伝いに行ったところでは、学費のために朝までバイトして学業に差し障る学生さん、新聞奨学生として進学したものの、夕刊の配達までさせられて学業に支障が出て、販売店とトラブルになっているのに、親権者は子どもを守る力がないなど、社会階層が相対的に低いため、学費が続かずに退学していくケースのほうが目立ちます。

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  2. 翠雨

    SECRET: 0
    PASS:
    >あ*さん
    ある程度はそういうこともあると思います。
    しかし、書かれているような経済的問題に見えても、よく話を聴いていると、心的な支えがないので破綻してしまったケースが多いようです。子どもを守る力として一番問題になるのは
    心的支えであり、経済力や社会的影響力ではありません。
    アルバイトは覚悟して入学したわけで、その苦労だけならば、多くの人は耐え抜くことができるようです。
    (もし無謀な計画を立てていたなら、それはPTSD的な問題がすでに潜んでいます)
    しかしそこにPTSDが絡むと、問題に直面したときに、いろんなレヴェルでの「つなぎ目」を解離させてしまうようです。
    要するに、経済的問題に見えて、もし学生相談が充実していたら回避することができた事例が多いということです。
    私もそれを知って愕然としたところです。

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