東北地方で
堅実なサラリーマン生活をしていたのに
窃盗罪で逮捕され
2年超えの刑期を終えてやっと出所した
40代男性の
悲劇を
yomiDr. / ヨミドクター(読売新聞)が伝えています。
「ほしくもない物をなぜ盗んだのか。
私も全く分からないのです」
山のような卵やティッシュペーパー
動物の絵がたくさん入ったカラフルな安いジャンパー数枚
警察で「誰が着るんだ?」等と訊かれても
男性は犯行時の記憶がなく
答えようがなかったそうです。
人前でうまく話せないことに悩んだ時に
心理療法を受ければよかったのですが
間違って
精神科クリニックを受診してしまったので
抗不安薬が処方され
依存症に陥りました。
「飲むとすぐに気持ちが楽になり
落ち着いて話すことができた。
会議の前に必ず飲むようになった」のですが
少量で効いたのは数か月だけで
量を増やさないと効果を実感できなくなり
薬の効果が切れることへの不安が強まり
薬を手放せなくなり
「ポケットやかばんに薬を入れ
不安がよぎる度にお菓子のように口に放り込んだ。
頭がボーッとして
ストレスを一時的に忘れることはできたが
仕事でミスを連発するようになった。
更にストレスが増し
薬に頼る悪循環に陥った」と
デタラメですが
それが原因と
今頃わかっても
後の祭りですね。
PTSD誤診と薬漬けの悲劇は
回避しましょう。
安易に人を精神科に誘導するのも
やめましょう。