東京都三鷹市で
2013年
高校3年の女子生徒が刺殺された
ストーカー事件で
殺人などの罪に問われた
元交際相手の
池永チャールストーマス被告(24)の
懲役22年が
確定しました。
日本人の父親とフィリピン人の母親の間に産まれ
2歳のときに
両親が離婚
周囲からは仲の良い家族と思われていたけれども
高校の卒業文集には
自らの環境を嘆くような作文を書いていました。
そういうこころの傷つきを
その都度
ていねいに傾聴されていれば
こんな事件は起きなかったのです。
スクールカウンセラー制度があっても
この調子では血税の無駄というものでしょう。
2人の関係がギクシャクし始めた時期
母親も
「あなたと彼女では立場が違いすぎるのだから
そっと彼女の夢を応援し
彼女の気持ちを尊重してあげなさい」と
常識的な忠告をするだけだったので
孤独で無力だった
幼少期のトラウマエピソードに包まれ
そこから逃げるために
被害者を殺害しました。
被害女性は
過去にトーマスを傷つけた人たちとは
無関係なのですが
現実が見えなくなり
八つ当たりをしてしまうような
支離滅裂な行動をとらせることもある
心的外傷の扱いは
とても大切です。
第二のトーマスが出ないように
PTSD予防教育をいたしましょう。