映画に込めた
素晴らしい精神とは
誰にでも
トラウマになるような出来事が起こるけれども
その記憶は
例えばこの映画のように40年経っても
昨日のことのように新鮮に残っているものだから
その地点から始めることができるということだそうです。
精神分析では
「固着と退行」と言います。
きちんと向き合えば
よりよく
前に進むことができるようになるんですよね。
実際のPTSD予防(こころのケア)場面は
哲学的宗教的
そして芸術的なものですから
映画の世界とも共通です。
ホフマンということで、こちらに書きます。
愚息がまだヴァイオリンのお稽古に行っていたとき、ホフマンの舟歌
http://www.worldfolksong.com/classical/opera/hoffmann-barcarolle.html
が課題曲に出てきて、あっちゃらへっちゃっちゃあみたいな弾き方だったので、
先生(←武蔵野音大出の女性ヴァイオリニスト)が笑いを噛み殺しながら注意をなさいまして、その指摘の仕方がドツボにハマり、愚息もゲラゲラ笑い、改善の方向に向かいました。
あの…あっちゃらへっちゃっちゃあみたいな愚息演奏のホフマンの舟歌は、コミック・バンドにすれば、結構、ウケるかも知れませんでした。でも、録音もしていないし、今、やれと言っても愚息もできないでしょうね。
そのことを思い出し笑いしたら、愚息は「ウンチとトンチは似ている」と思った最中だったそうで、シンクロナイズしていました。
愉しい物語ですね。
それを繊細に感受され、あっちゃらへっちゃらに表現されたとは。
「コッペリア」の話がでてきますが、「ジゼル」なんかも悲しみから、基本から外れた踊りをするところが見せ場です。
2人の歌い手もくだけた感じで楽しそうに歌ってますしね。