中原中也ゆかりの老舗旅館破産だそうです。
(旅館は経営者が代わって存続)
明治40年に
山口で
待望の
軍医の子として生まれますが
近所の子どもたちと遊ばせてもらえず
溺れてはいけないとのことで
水泳もさせてもらえない過保護の一方で
スパルタ教育という名の
(納屋に閉じ込める・タバコの火を踵に押し付ける)
児童虐待環境で育ち
成績優秀で「神童」と呼ばれますが
弟を亡くしたショックで
詩作をはじめ
高校では
読書にふけり
喫煙飲酒を覚え
成績が下降
ダダイズムに傾倒してゆくようになると
(アルコールとニコチンを自己処方の上で
詩作という表現活動をすることで
自己治癒を目指そうとした。
後続はLSDとか違法麻薬ですね)
世間体を気にする母親は
父親の葬儀にも出させませんでした。
やっと
初の詩集出版が計画されるころには
ノイローゼになり
強迫観念や幻聴がみられるようになり
2歳の長男の死亡の悲しみが癒えず
幻聴や幼児退行したような言動が出始め
療養所に入院
森田療法や作業療法が用意されていましたが
帰宅してしまい
騙されて入院させられたと暴れているうちに
結核性の脳髄炎も併発
頭痛や電線が2つに見える視力障害を訴え
歩行困難となり
倒れたりしているうちに
30歳で亡くなりました。
母親との関係がスパルタ教育で劣悪であったのは
佐村河内氏に
幼いころに弟を亡くしたのは
アドラーに
子どもを亡くす等の悲哀の人生は
西田幾多郎に似ていますね。
森田療法のよさがわからなかったのは
父親不在の家庭で
(軍医)
父性が欠落していたからかもしれません。
生まれてからずっと
父親が嘆き悲しんでいる姿しかみてこなかった
次男も幼くして亡くなっています。
長生きできないのにも
それなりのわけがあります。