長崎県新上五島町で
2014年1月に
いじめを受けて
自殺した
町立奈良尾中3年の
松竹景虎(まつたけかげとら)さん
(当時15歳)の両親が
町と県に
6253万円の損害賠償を求めて
長崎地裁で係争中の訴訟が
和解する見通しです。
子どもを亡くした上に
学校関係者から裏切り続けられた
ご両親からすれば
和解に応じるのは
苦渋の決断だと思いますが
殴る、蹴るなどの暴力ではなく
悪口や無視などのいじめで
和解金4000万円の支払いは
これまでの訴訟からすれば
高水準ですから
言葉の暴力の重みを
裁判所が認め
学校や行政には
いじめ防止の重い責任が
課せられていることを認識させたのですから
大きな前進です。
PTSDについての認識は
裁判所でも
大きな犠牲の上に
少しずつ変化してきているようですね。