宇治市在住の
芥川賞作家
赤染晶子さんが
9月18日に亡くなっていたことが
分かりました。
42歳で
死因は急性肺炎だそうです。
こういうケース増えてますね。
第143回芥川賞を受賞された
『乙女の密告』には
奇妙な教授が出てきて
学生たちに
スピーチコンテストのための特訓をさせます。
課題は
アンネ・フランクが命拾いし
警察が来るが見つからなかった。
ユダヤ人であることを自覚した日のことで
優秀な学生が
首から下げているストップウォッチが
象徴的に取り扱われています。
優秀な学生さんたちですから
暗記して言えるようにすればよいだけなのですが
なぜか
どうしても言えない言葉があるので
スピーチができないのです。
これは
言語連想実験でしょう。
トラウマに関する言葉を聞いて何か答えようとすると
反応が遅れたり
不自然な反応になったりするんですよね。
今なら
ストップウォッチもいらないし
コンピューター処理できますね。
そういうサイトもあるみたいですよ。
ユングのタイプもネットで調べられますね。
でも
暴露法に近い方法なので
もっと緩やかに全体的に取り扱うことをお薦めしますよ。
https://duckduckgo.com/?q=%E8%B5%A4%E6%9F%93%E6%99%B6%E5%AD%90&t=ffsb&atb=v60-5__&iax=images&ia=images
この御仁ですね。惜しい人を亡くしました。
首から時計を下げているのは、『不思議の国のアリス』
http://www.aozora.gr.jp/index_pages/person1393.html
に出てくるウサギさんですが、
ストップウォッチを提げているのは、
「時間が限られている」
という自覚があったからでしょう。
惜しまれます。
そう言えば、「Königin(女王様)」という言葉につまるとも書かれていますし、「証明する」ために暗唱する等、裁判を思わせる既述もあります。
アンネの話と現実世界がリンクした上でのことなので、『ふしぎの国のアリス』の世界に彷徨ったのかもしれませんね。