精神科医の
呉秀三(1865~1932年)が
私宅監置の
悲惨な状況を調べ
「わが邦十何万の精神病者は
実にこの病を受けたるの不幸のほかに
この邦に生まれたるの不幸を
重ぬるものというべし」との言葉を残してから
今年は100年の節目に当たるそうですが
「私宅監置」の跡が
沖縄本島北部に現存しています。
1900年に本土では禁止
米軍統治下の沖縄では
日本復帰まで続いた。
1・5坪(4・95平方メートル)ほどのコンクリート造りの小屋
食事の出し入れや通気と採光のための小窓のほかは
排せつなどのスペースがあるだけ
出入り口の鉄の扉には外から五寸釘等の鍵
家畜のような扱いで
閉じ込められたために歩けなくなった人もいた。
ここに監置されていたのは
戦後に精神疾患を発症した
昨年7月に89歳で亡くなった男性です。
急増する入院希望者に
予算が全く追い付かない状況で
しかたなくこうなったとのことです。
今では本土でも
子どもを安直におりこうにさせるために
時間もお金もかからず合理的
薬漬けにします。
場合によっては
親にその姿をブログで嘲笑されているのですが
これは見えない檻だと思います。
人権蹂躙やめましょう。