日本文化に対する風刺が満載です。
大島渚の感覚であり
正しいかどうかは別問題ですが
東洋と西洋の違いを知るのに役立つ
一理あり
相手ヘの思いを
ふいに暴露してしまったショックから
解離してしまう
精神科の大医(ヨノイ大尉)に対して
感情がなかったことにするために
相手を埋める
無意識の心的防衛機制【置き換え】
乱暴なハラ軍曹に
「侍はオカマなど怖くない」と言い切らせます。
精神分析的には
漱石の作品が
同性愛的であるとの指摘を意識してのことでしょう。
特に
『こころ』は
大文豪が
持ち上げられたイメージも真実究明の邪魔に
「こころ」についてあれこれ書こうとしたものの
結局1つしか書けず
それが
この作品における人間関係なのですから
誤解されてもしかたありません。
主人公は
海水浴に行きながら
同性の先生を
自殺するまでストーカー的に追い回すのですからね。
こういう大雑把な分類では
説明できない
【甘え】の世界があります。
日本人は
アスペルガーやADHDにはなれないでしょう。