役所で働くケースワーカーたちも
普通の人たちなので
PTSDについて知らないと
窓口に来た人たちを追いつめることになりがちです。
安達祐実が
DV被害でうつ病(誤診)だったり
自殺未遂で入院され
やっと
父親からの性的虐待によるPTSDと診断されたり
第7話では
頭脳明晰で「デキる」ケースワーカーが
できない人の気持がわからない
働く意欲が全く感じられない男性に
求職活動をするように口頭で指導しても
応じようとしないので
打ち切りの通告を出しますが
実はやる気がないのではなく
文字が反転したり
ゆがんで見えたりする
「識字障害」と
そのことを巡る過去のトラウマから
求職活動ができなかった事実が発覚します。
トム・クルーズは
読めなくても聞いたセリフを一度で覚えられるそうですが
この男性は
ひらがなも読めないのに
阪神タイガースの生き字引です。
結果的に
トラキチ社長の会社に採用された。
ケースワーカーは
識字障害について学習し対応しようとするのですが
まだよく知られていない障害なので
「臨床心理士のいるような」病院でないと
心理的に理解され
治療されることがないと続くのかと思いきや?
障害と認定されないので
生活保護受給のままではいられないとわかります。
臨床心理士は
セラピストではなくテスターなのか
そこで
「障害」を認めてもらおうと
あちこちに掛け合うのですが
男性が
「障害!障害!って言わないでほしい?」と怒りだします?
作者の無意識の意図はここではないかと思いますよ。
PTSDなら
古名はヒステリー
失立・失歩・失声・失聴というように
何かができなくなる。
「失読」であり
原因があり
治りますからね。