ヒロインも
妬みからヒロインの家庭を壊そうとするストーカーも
全くの認知症状態に進行したあと
ストーカーは子どものように退行
車椅子で食事も介護されている。
主治医は
研究していた新薬が
厚労省から認められ
認知症が不治の病でなくなるので
ノーベル賞ものと絶賛される。
時の人となります。
現実的には
研究は
被検者が集まらず
不正まで発覚して頓挫
認知症にクスリは効かないし
攻撃的になる場合もあると言われている。
しかし
婚活でパロディのように「遺伝子」にこだわっていた主治医は
元カノであるヒロインの母親と結婚
ショックに打ちひしがれている人と
疑似恋愛関係になる癖がある。
警察がなかなか動かないので
片方は詐欺での立件がようやくできた。
ヒロインの遺伝子を受け継いだ義理の孫は
認知症になる遺伝子は受け継ぎようがないが
PTSDの負の連鎖に巻き込まれる。
泣くことも許されず
泣くとパパが消えると教えられている。
(確かに一時的に消えるが💦)
スサノヲはしっかり泣いたから
負の連鎖から離脱できた。
正義の味方のように母親を守る役割を与えられます。
「任務だ。できるか」「ハイ!」
スイッチが入る。
母親に置き去りにされるようになり
家出されてしまっても
小説家の父親のファンタジーにチャンネルをあわせるようにして
悪い宇宙人に誘拐されているという設定
魔法にかかっていて家族が認識できないから
「お母さん」と呼ばないようにと言い聞かされる。
健気に振る舞います。
最後に流れた
思春期を迎えた頃の様子を伝える映像が
その1つの結果でしょう。
ヒロインの家出についても
認知症患者が道に迷うのとは違い
意思をもって家出したことがわかります。
ショックを受けて蒸発する人に近い。
認知症の宣告に対するPTSD予防がない。
受け留めきれないから
ねこ🐾のように消えたかった。
記憶喪失になっても
一緒に食べた「アップルパイ」や
よく話題にした「煙突」には
象徴的に反応して
一瞬こちらの世界に戻りそうになりますが
最後は肺炎であっけなく亡くなりました。
こころの二枚目が問われると覚悟した作家の夫ですが
二枚目であったか
これは大恋愛なのか
そこは疑問です。