市原悦子さんが
82歳で他界されたとか。
『家政婦のミタ』みたいな
『家政婦は見た』よりは
『まんが日本昔話』をよく見たものですが
お正月ということで
『正月の神さん』を見なおしてみました。
大みそかの夜に
雨が降り出し
おじいさんとおばあさんの家に
雨宿りの旅人がやってきます。
1人かと思えば
7人もいて
蓑と笠をご所望
そのあとは
食べ物やお酒を要求し
どんちゃんさわぎをして眠ってしまいますが
元旦の朝
打ち出の小づちを置いて
雲と共に去ってゆく姿は
七福神でしたとさ。
一月の和名は「睦月」ですが
睦は「親しみ近づく」ということで
室町時代の国語辞典
人と神が「和合」する吉祥に満ちた月です。
卦も
地(陰)が上 天(陽)が下で
天地和合を示しています。
つまり
天から降った雨が
土にしみわたり
雲となって天に帰る様子が
七福神により
具現化されているわけです。
蓑と笠は
日本的な変容の象徴としてよく使われます。
蛇は脱皮しないと死んでしまうのでしたね。