この映画によれば
「クイーン」のボーカルで
1991年に45歳の若さでこの世を去った
フレディ・マーキュリーは
最初は
自分がゲイであるかもしれないという戦(おのの)き
そのあとは
エイズに罹患し
長く生きられないと知った戦(おのの)きで
こころが不安定になり
一時は
メンバーにも理解できないような
奇行に走るようにもなるような
ちょっとちがう「ありのまま」
究極のあやうい精神状態で
家族や関係者に
言えなかった
ありのままの思いを伝え
認められた「ありのまま」
絆を強化しつつ
何とか回復し
肉体の死は避けられない段階で
こころは強化された。
20世紀最大のチャリティコンサート「ライブ・エイド」での
圧巻のパフォーマンスという
伝説を残した人物のようです。
要するに
自己実現の物語ですね。
ミルトン・エリクソンのすきっ歯女性の事例ではないですが
歯が出ていることは
独特の声を生み出し
宗教も違う移民であることで
エスニックであることは
後の流行になった。
適応に苦労するなかでできた
子ども時代のトラウマが
ゲイや音楽に彼を導いたのでしょう。
エイズの恐怖を
人類が感動する表現に変えることは
【昇華】と呼ばれる
心理療法の究極の理想です。