厚労省は2025年度に初の戦争神経症(PTSD)研究発表『君たちはどう生きるか』

過酷な戦場の現実や

加害行為のため

心的外傷後ストレス障害(PTSD)に苦しんだ

旧日本軍兵士や家族の実態について

戦時中に戦傷病者と認定された人に限り

戦争トラウマを抱えていたのかもしれないと

家族が最近になって気付くケースは調査の対象外

厚生労働省は近く

初めての実態調査を本格化させるそうです。

国立病院機構などに対し

― 旧陸海軍病院が前身

治療を受けた兵士のカルテなどの資料が残っていないか照会

関係資料などを収集・分析した上で

戦後80年を迎える2025年度に公開・展示

戦争で心を病む兵士がいることは

第一次世界大戦(1914~18年)の頃から指摘されていて

日本では戦争神経症と呼ばれていましたが

昔は多かった

― ヒステリー研究@精神分析 の時代

神経症(レヴェルに見えるPTSD)という診断は消え

― ヒステリー(PTSDの古名)も消えた。

精神病や発達障害との誤診が激増している。

精神の強さを求める軍隊では否認され

戦争神経症など存在しない

精神科にかかることはおおごと

本人も家族も認めたがらなかった時代ですが

それでも

国府台陸軍病院

(現国立国際医療研究センター国府台病院、千葉県)には

兵士約1万人が入院していたとされます。

カルテの一部が同県内に保存されている。

アルコール依存やDVなども

たいていは戦争トラウマ関係でしょう。

そこにあたらしいトラウマやストレスの負荷がかかると

重症化しやすい。

そして軍人さん以外にも

戦争トラウマはありますよね。

スタジオジブリ「君たちはどう生きるか」宮崎駿監督直筆の ...

主人公は戦火で亡くなった母の死を受け入れられない神経症

自傷行為や白昼夢(幻覚)等のPTSD症状が表現されている。

牧眞人 (まきまひと)とは【ピクシブ百科事典】

PTSDが癒えるとき

― どう癒えたか表現されている。

どう生きるかが決まります。

― 同時だから 逆も真なり

厚労省は2025年度に初の戦争神経症(PTSD)研究発表『君たちはどう生きるか』」への6件のフィードバック

  1. ドラゴン

    「PTSDが癒える時、どう生きるかが決まる」
    これ、凄く納得してしまいました。

    トラウマが癒えるまでは、あくまでもサバイバルモードですから、どう生きるかなんてこれぽっちも考えるゆとりなんかありません。どう生きるかを考えられる様になるには、元来の自分の感性を取り戻す必要があると思うのです。“薬で感性をメチャクチャにされたサバイバーさん”は、中々綺麗なモノを「綺麗」に感じる事が困難になっているのです。服薬中のサバイバーさんは綺麗な花💐を見て「綺麗」だとは感じる事が出来ないのです。「綺麗です。」と言ってるのは「花💐は綺麗い。」なものであるという大昔にインプットされていた認知がそう言わせているだけだと思います。トラウマの衝撃をどう緩和してそれを癒して行くか…そこには膨大な時間とエネルギーが必要みたいですね。

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    1. 翠雨 投稿作成者

      そうですね。
      むしろ生きていけないという実感が強いような。

      感情機能の阻害(薬の効能らしいけど)で、自分の感性の入り口をコンクリートで固めてしまうとどうにもなりませんよね。
      さまざまに奇異な身体症状のあれこれについても、頭でアレコレ理屈をこねまわして紛らせているのかな。
      耐え切れなくて八つ当たりというのも多いのでしたね。

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  2. ドラゴン

    五感に生じる症状は奇異反応では無く、あくまでも身体的苦痛の原因でしかありません。奇異反応はその身体的苦痛を解決しようと必死で考えようと努力はするものの、薬で思考停止状態(薬で感情がコンクリート詰めになってる)になっているので安易な解決策(=八つ当たり行為)に飛びついてしまうという状態での反応なのだと思います。多くの当事者が薬を飲んでるかぎり、思考する事は困難であると語っています。その理由に、感情が湧き出て来ない限り思考展開はできないと訴えています。

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    1. 翠雨 投稿作成者

      そんなところでしょうね。

      困った症状(客観的事実)も五感で感じるわけだけど、それに対して奇異反応させられるということで。

      一連の行動を、当事者の内部知覚としてちょっと分けて考えることができました_(_^_)_

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  3. ドラゴン

    感情をコントロール出来ないくらい精神を患ってしまってる患者さんをベンゾで大人しくさせる事は一般的な治療で間違ってはいないと思います。ただし、ベンゾで大人しくなったら、そこからどう回復させるかが今の時点で世界的に曖昧なのだと思います。患者はひたすらベンゾを飲み続け大人しくなっていれば社会的には悪影響を及ぼさないという治療者側の目論見なのかもしれません。でも、治療者側はベンゾを服用した際の奇異反応までは考慮していない、或いは、ベンゾの奇異反応の事を知らないのかもしれません。「奇異反応」というタームは教科書で学習したのかもしれませんが、それが現実的にどういう患者のこころのメカニズムによって生じるかまではご存知ないのだと思います。暢気にフランスのリゾート地で心理分析やってるDr.Dもこの奇異反応については手こずっていらっしゃいました。Toxic reaction/奇異反応については、独りで教科書で学ぶよりもディスカッションしながら誰かと学ぶ方が腑に落ち易いと思いました。

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    1. 翠雨 投稿作成者

      そのあたりでしょうね( ..)φメモメモ
      考えたこともないのかも。
      さすがに(先天的な)診断名由来の症状と現在でも考えている人はだいぶ少なくなっていると思いたいけど。
      そうでもなかったりして…🤔

      患者さんの話をよく傾聴しながら観察すれば、それが一番よい学びになる(治療即学び)と思います。
      そんなところまで来て(治療目的)、それが困難な患者さん(操作的)はごく一部でしょうから。

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