高村光太郎の妻
智恵子は
40歳代半ばで
統合失調症(当時は精神分裂病)レヴェルのPTSDを発症し
原因は家族の不幸
原因があきらかなのはPTSD
7年後に
肺結核で
「あなたの咽喉(のど)に嵐はあるが」
死亡しました。
『レモン哀歌』は
臨終の一瞬にレモンが効いたエピソードです。
トパアズいろの香気が立つ
その数滴の天のものなるレモンの汁は
ぱつとあなたの意識を正常にした
あなたの青く澄んだ眼がかすかに笑ふ
わたしの手を握るあなたの力の健康さよ
かういふ命の瀬戸ぎはに
智恵子はもとの智恵子となり
生涯の愛を一瞬にかたむけた
臨床心理学の臨床は
このような死の床に臨むことで
生きている間に
死と再生の通過儀礼を通して
どう生きるか決める。
昔は神父などがその役割を果たしていました。
チベットの死者の書などでも
このトキは
変性意識状態
ある種の瞑想状態
スプリングボードと捉えられています。
解脱のチャンス
もともと画家でしたが
闘病中は
貼り絵をしていたようです。
そういえば裸の大将も
東京の空と
かたちあるもの 見えるもの
阿耨多羅山
かたちのないもの 見えないもの
色即是空☯空即是色
東京の空も悟りに架かっている
― 阿耨多羅三藐三菩提は究極の悟り
言語化能力も優れていましたね。
象徴がつかえるのはPTSD
今秋から再開したのがラカンベースの分析。
まぁ〜だ概論とか生温いところを話していますが、ビオンの時とは真逆から考えているかんじで…..
「言葉ありき」が妙に強調されてて、トラウマ患者としては何だか責められてる感じが否めない。
有意義なお時間をお過ごしですね。
なぜだか阿羅漢果のイメージのラカンです。