文部省が
文学博士の称号を贈ると伝えたのに対し
「自分には肩書きは必要ない」として
文部省から
2年間のイギリス留学を命令されたときは
― 義父が「箔がつく」と手を回した
博士にもなれるとまんざらでもなかったが
発症して考え方が変わった。
辞退する旨を書いた手紙を
文部省専門学務局長に送った日が
1911年(明治44年)の
2月21日だそうです。
これが漱石イメージなのだとすれば
死後に
かんしゃくもちの
キレやすいのは
解離体質
DV夫だとか
認知のゆがみで
― 妄想レベル
気分を害しやすい上に
そんなストレスに耐え切れず
解離して
― 判断せず
即暴力となる。
気づけば殴っていた…みたいなのはまだ軽傷で
漱石は幻覚も見ていたらしい。
甘いもの依存症だとか
以上すべてPTSD
言われたくなかったでしょうね。
診断は神経衰弱だけど
統合失調症レベルのPTSD
甘いもの依存症のために
胃潰瘍が治らず
ロンドン帰りで
― PTSDとともに
クッキーとかハイカラなものも食べていたらしい。
明暗が未完となりました。
胃潰瘍で亡くなる人も珍しい。
冒頭は主人公が診察を受けている場面でしたね。
医者は探りを入れた後で、手術台の上から津田を下した。
「やっぱり穴が腸まで続いているんでした。この前探った時は、途中に瘢痕の隆起があったので、ついそこが行きどまりだとばかり思って、ああ云ったんですが、今日疎通を好くするために、そいつをがりがり掻き落して見ると、まだ奥があるんです」
「そうしてそれが腸まで続いているんですか」
「そうです。五分ぐらいだと思っていたのが約一寸ほどあるんです」
津田の顔には苦笑の裡に淡く盛り上げられた失望の色が見えた。医者は白いだぶだぶした上着の前に両手を組み合わせたまま、ちょっと首を傾けた。その様子が「御気の毒ですが事実だから仕方がありません。医者は自分の職業に対して虚言を吐く訳に行かないんですから」という意味に受取れた。
津田は無言のまま帯を締め直して、椅子の背に投げ掛けられた袴を取り上げながらまた医者の方を向いた。
「腸まで続いているとすると、癒りっこないんですか」
「そんな事はありません」
ということで
根本治療として手術を受けることになったのですが
一太極二陰陽になっている。
即身成仏(自己実現)せずに
本当に亡くなってしまいました。
なにかとストレスだったようです。
そういうことが身に染みてよくわかる当事者
奥さんが
奥さんの目からみた漱石のドラマ
占い師に教えてもらったとかで
家中の人形を寝かせていたのが印象的でした。
この作品では
眠っている主人公の周りに
ミニチュアのおばあちゃんたちがいて
守ってくれているのだから
倒しちゃだめだよと言われていた。
― 触っちゃだめ
人も牛も消えた世界@陰陽五行説 ?
石を漱ぐと書いて 漱石
― なんとなく翡翠のイメージ
石で自傷して意志する主人公