『オツベルと象』は
小賢しいオツベルが
賢治を気取って(?)
頭がいいつもり
やり手の悪党
象を騙して働かせ
オツベルの悪意など知らず
― 次元が違う世界のいきもの
何かをしてみることは楽しいものだから
純粋に楽しんでいた。
搾取しているうちに
楽しいことも
さすがに5倍となると苦痛でしかなく
月に苦しいよと言っているのを聞いて逆ギレ💢
― こころというものがない
殺害されたというお話です。
『注文の多い料理店』とよく似た筋がきで
喰うものは☯喰われるもの
数少ない生前発表の作品なので似ている
ちょっと『十牛図』的な構造も混ざり合っています。
話し手は牛飼いで
― インドなら象
まず象が消えそうだと言い
― 瀕死で断食瞑想
―― 食べられなくなり月(サンタマリアという名前)に相談
最後は
オツベルが消え
― 救済のために押し掛けた象たちの下敷きに?
象は仲間たちに保護されました。
― 十図は帰還
象が
白象なのは
意識の純粋性のたとえで
釈迦の生母は白象🐘の夢をみて懐妊
― なので象は月をサンタマリアと呼ぶのだろう
― ― ― 聖母マリア @精霊の産まれ方
さらに瀕死の状態になったとき
純粋性のために理不尽な目に遭い復活する定め
百尺竿頭で究極の無我
救済されました。
手紙を書くにも道具がないと嘆けば
― なすすべもない( ノД`)シクシク…
赤い着物の童子がもってきてくれた。
― 治癒には特殊な表現が必要
最期の作品は本当に意味深い…