『金枝篇』のフレイザー忌 ~『崖の上のポニョ』から『君たちはどう生きるか』まで

本日は

金枝篇の著者である

畢生の大作

― 13巻  のちに一冊の簡略本

完成させるために半生を費やした。

― 40年

フレイザーの亡くなった日です。

Sir James George Frazer

1854年1月1日から1941年5月7日

イギリスの社会人理学者・古典学者

原始宗教や儀礼・神話・習慣などの比較研究

集合的無意識についての研究ですから

ユング心理学の全盛期には大変注目されたものです。

『スター・ウォーズ』や『地獄の黙示録』にも影響を与えたものですが

どちらも特殊部隊の戦争ものというのが面白い。

イタリアのある村の

聖なる湖と

― 集合的無意識の水辺

切り立ったの真下に聖なる木立があり

― 如人千尺懸崖上樹

― 登竜門

聖なる樹が生えていた。

その木の枝である金枝のお話

祭司になる条件というのが

タブー中のタブー

ポニョと重なります。

その聖なる金枝を手折るのはタブーだが

例外的に逃亡奴隷だけは折る事が許されていて

― 家出するポニョ

①金枝をもってきて

現在の王を殺害した逃亡奴隷でなければ

― 殺仏殺祖   ~キリスト教にはないでしょう。

祭司になれない。

戦争オタクで知られる

単なる戦闘好きではなく

戦争トラウマの昇華としての哲学

宮崎駿の最期の作品も

そんな神話に関するお話です。

神隠しの世界

― 大叔父の築き上げた世界は主人公に否定され崩壊

― ― 殺仏殺祖

『金枝篇』のフレイザー忌 ~『崖の上のポニョ』から『君たちはどう生きるか』まで」への2件のフィードバック

  1. ドラゴン

    おはようございます♪
    Traumatisation とTaboo って、何だかとても繋がっていることに気がつきました。
    触れてはいけないモノに触る事で、トラウマが暴露される事がありますね。集合的トラウマが存在すると、個人のトラウマ昇華させるのに何かとめんどくさい。
    英国真夜中からの時差仕事で少しイッチャッテルドラゴン🐲ですが、エスプレッソが正常域に私を留めてくれています。

    返信
    1. 翠雨 投稿作成者

      牧師の子じゃないですが、こどもは親の影(誰にでもある)をツンツンつついて(一族としては)進化するもののようですからね。

      全然クリスチャンらしくないクリスチャンのお話の先生が、「逃亡奴隷がぁ!」とよく語っていたのを思い出しました。
      その先は何も覚えていなくて、この組み合わせが私にとって面白かったのでしょうね。
      何がおもしろかったのか今日初めてわかりました(^^♪

      私もそろそろ起きなくては…🤭
      (起きてるつもりなんですけどね)

      返信

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