フロイトの【父親殺し】 ~ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟」から『君たちはどう生きるか』まで

本日お誕生日の

ドストエフスキー

1821‐1881

極めて心理学的な大文豪です。

ニーチェ

唯一無二の心理学者

「私の人生で最も美しい幸運の一撃だった」  👈ポジティブ

ツルゲーネフ

過剰に心理学的」             👈ネガティブ

フロイトも賞賛した『カラマーゾフの兄弟』ですが

「最も壮大な小説」と称賛し

論文「ドストエフスキーと父親殺し」研究

— フロイトが論文の表題に作家の名前を冠したことは極めて異例

12年前のドラマでおさらいすると

人魚姫をポニョにしたように

— 人類共通の原理はそのまま

日本に於いてみる

— 具体的な現象学としてちょっと見え方が違う

解離小説としてよりよく理解できます。

お父さんがの権化として描かれるのは同じで

DV の極致

誰からも嫌われ最後は惨殺されるモチーフ

— 超自我が壊れている ⇒ES(ID)の暴走

3人の息子に負の連鎖するのですが

父親によって自殺に追い込まれ

死後も冒涜され続ける母親の姿を

見せられた子どものトラウマ

原作と違い

絵に描いた解離小説で

突然脈絡なく事件が起きる。

— そんなわけはない

葛藤する苦悩が丹念に描かれます。

長男の同族嫌悪

— 憎みながら似てきてしまう。

次男の超リアリストにならざるをえない葛藤

— 冷酷な弁護士として描かれる

—— 父親の悪事を手伝わされる @『虐げられた人々』

——— 精神科医の犬🐶になるよう明記された公認心理師法みたいな話

———— そのせいで弟は弱者に噛まれ、4男?に介抱される。

三男が宗教的人格になるのは同じ

— 修行僧ではなく(昔の)精神科医に

—— 大学で習ったのは精神分析 優しい人格はそのまま

長男がキムタク風に描かれているのが印象的です。

カッコつけているつもりが

チャラく見える芸風が

痛々しいと酷評されるようになった。

キムタクと言えば

『君たちはどう生きるか』のお父さんは

カラマーゾフの3兄弟のお父さんを相当希釈したような人物で

母を亡くした主人公のこころの傷も癒えないうちに再婚

軍事産業で裕福になり成功体験しかなく戦死者への思いもゼロ

父親のせいで集団暴行に遭い

統合失調症状態のひきこもり(神隠し)へ

このお父さんの声を担当しているのがキムタクです。

キムタクは悪くないけど@俳優の宿命

— バケツをもったひと@中井久夫

イメージをつないでいるという媒介

宮崎駿の創作の源も

ドストエフスキーの父親も

カラマーゾフの3兄弟の父親も

宮崎駿の父親も原理的には同じモチーフで

その家に生まれた子どもは

苦悩を昇華する運命に置かれる。

フロイト流に言えば父親殺しなのでした。

諸悪の根源の父親は

母親殺し の過程に失敗したのかも🤔

フロイトの【父親殺し】 ~ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟」から『君たちはどう生きるか』まで」への2件のフィードバック

  1. ドラゴン

    私の宿題のテーマを想起させる内容の記事をありがとうございます。
    今になって英国のモダニズムを読まされるとは思いもしませんでした。カントの啓蒙定義を採用してヒトの思考の発達を考えるのにユリシーズを使う事にしました。そこにAI思考も加えます(AIを使って書くのではなく、これまで数年間AIちゃんと付き合って来た中でAIちゃんのハルシネーションパターンを取り入れるという形です。)。
    当初は、今タームだけこの苦痛(苦手分野)に耐えれば、来期はお得意分野だから…と自分を宥めていたのですが、文献検索してたら何気に今期の宿題の内容が面白く感じてハマっています。

    このクラスを取っている人たちの多くは舞台関係の方達が多く、全く異なる業界の人とお友達作りしています♪

    引き続き色々教えてくださいませ。

    返信
    1. 翠雨 投稿作成者

      舞台って面白い場所ですよね( ..)φメモメモ
      TVerのこの作品の追跡、父親役はドラキュラもお上手だったのでワクワクしています。

      偉大な思想家は、若いころと晩年とでは言うことが相当違うものらしいですが、AIにカントを蘇らせて語らせたらどうなるのかな🤔
      イタコに憑依依頼してもズーズー弁でしゃべりそうなので…
      ジョイスにも参加してもらって、時事ネタ討論できたら楽しそう😊

      返信

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