恒例化した年末の
『徹子の部屋』は
まだ無名の頃のタモリさんの才能を直観し
— 1975年のテレビ出演を見て「面白い人がいる!」
1977年から
— タモリさんの長寿番組終了の2014年節目の年から2021年の復活までは中断
どんな人なんだろうという積極的関心から傾聴し続ける
— 恩人であり家族のような知人関係
徹子さんはシャーマン的
トキさんっぽい
みかけはこの双子
年一回の心理療法のようです。
基本的には毎週
徹子さんは毎日
年末恒例のタモさん♪#徹子の部屋#タモリ pic.twitter.com/leoJP78Ynz
— ショーゴ (@gvmYnv7Hb2yeyUv) December 27, 2025
第一声どうですかね?という徹子さんの声かけと
診断して指示するのではなく
傾聴するために
タモリさんの
何も変わったことなく…という反応は
無意識として
昔から「お変わりなく?」に反応している節もある。
— 何気にこころが平穏なことを確認しあった。
タモリさんも平々凡々で…とおっしゃっていた。
心理療法の始まりそのものです。
こんにちはという程度のあいさつ
しかし
テーマを限定して訊いてみると
思いつくまま無意識がコツ
大きな変化がいくつもあるなかで
むしろ変化している部分が大きいもの
特に伝えるべき大事な話が語られやすくなります。
心理療法の時間が流れ始める。
テーマと言っても
ムズカシイ事について矢継ぎ早に問診するのではなく
病院みたいに
朝食に何を食べましたかというようなことです。
心理療法は井戸端会議のように見えるので
専門性を認めてもらいにくい。
どんなものをどのように食べる人なのか
食べないという場合も
また(何度も会っているのなら)日常が変化していることがわかります。
半ば無意識的習慣だから
本人もその時気づくかもしれない。
そして
そのような食事をするようになった過程について話されるなかで
食を考え直したとか
その食材がたくさんあったとか
どのようなものを食べてきたのかとか
どのように育ってきたのか
タモリさんの場合は
昔気質の何もしないおじいさんと(無言の教え)
料理上手なおばあさんの教え
— 手伝わせるのではなく見ておきなさいと言う。
また朝食の料理の過程について語られるなかで
健康に気を遣い
おいしいものを食べようと準備していること
買い忘れたりすること
— 普通のことだから認知症扱いにしたりはしない。
—— 忘れた食材が何だったのかの方が重要
現在の心身の状態が伝えられます。
散歩が好きだと訊いていたので
別の日常
話を向けると
ジムでのように前を向いてひたすら歩く人もいれば
興味のあるものを見たり
— 何かを選んでいる
そこを探索したりする。
朝食に食べたものと話がつながります。
ワインは好きではないから
— なぜかワインのお店に惹かれ酔っぱらう謎
ワイン煮ができる。
このあと
2度の恐ろしかった出来事が語られ
語りはユニークながら
コワさを「なめてはいけません」<はい。なめてません>を繰り返す。
— 傾聴と共感
さらには言葉はイメージにつながるから大事だとも繰り返す。
— 入道🐙🌨ではなく積乱雲🌨と呼ばなくてはわかったことにならない。
最期に興味深い夢について語られました。
タモリ、新しい戦前からついに夢の中で戦い出す。#徹子の部屋 pic.twitter.com/yss5tkrRyM
— わた丘 ルリ子 (@janjanrock) December 26, 2025
興味はと訊かれて
(ご自分は)なんで夢のなかで闘うんだろう🤔と
繰り返しみる夢について語られます。
1つの重要カテゴリー
夢の中なのに
思うように動けなかったり
声がでなかったりするもの
よく考えて
絶妙なタイミングを計るなど
現実以上の身体能力を発揮しますが
キックボクシングのチャンピオン以上に
相手を蹴ったりする。
しかも現実の身体も動いている。
闘う相手は手ごわそうなのに
テロとか悪そうな男性とかさまざま
素手であり
丸腰 武器なし
絶対当たらないというのは
しかも
目が覚めるような恐怖の悪夢とは感じていない。
タモリさんが
現実に於いて
距離感と闘っていることの現れでしょうか。
片目で見る世界に慣れているとはいえ
無意識は日夜頑張って調整しているから
疲れをほぐすために動いているのかもしれない。
子どもは寝ているときに骨格の歪みを治しているらしいが
大人になると制御機能が働く。
双方が使う言葉にも
見ることや距離感にまつわるものが多いように感じました。
微妙な場所に置いてあるものについて失敗した記憶
立て板に水 など
ベッドから落ちたこともあるけど
怪我をしたことがないというのも
起きているときの転倒で
とっさに頭などをかばうのは
成所作智のたとえに使われますが
睡眠中は
身体感覚のみ
無意識ではないとは言っても
無意識の神秘です。
人間の適応力というのは凄いもので
片眼には慣れるそうですが
遠近感や視界にはハンディがあるから
積乱雲の恐怖は相当なものだったのかもしれないですね。
【ニュース】タモリ「徹子の部屋」で「死ぬと思った」ヨット体験告白。積乱雲の危険性警告。
✅ポイント
・タモリが駿河湾でヨット中に積乱雲に突入した経験を告白し、その見た目以上の危険性を力説。
・周囲に雷が落ち水柱が立ち、ヨットが45度近く横倒しになるほどの極限状況に直面した。…— AIニュースチャンネル (@ai_news_x) December 26, 2025

死ぬかと思った報告は傾聴され共感される必要があった。
膝が笑うといいますが
哲学的なタモリさんが実体験から再現されながら話されると
アースなんだなとわかります。
誰もいない坂に出会えないというのも興味深いところですが
その写真が撮りたいけど
車一台が映ってしまった一枚があるだけ
このために散歩をするわけで
しかも酔っぱらう
昼間に飲むのがプロと笑われるところに鍵があるような
すべては1つの方向に向かう大事な作業の一環なのでしょう。
30分はあっという間の充実した夢分析の時間です。

