2006年「自殺対策基本法」が制定されましたが、
なかなかうまくいかないので
2010年2月3日 「自殺対策」が発表されました。
2月5日 「自殺対策緊急プラン」も発表する熱の入れようです。
悔い改めがあったのでしょうか?
それは疑問ですが、
(今後検証するとして)
なんとなく変わった気がするのは
どうも専門家は関わっていない感じだということです。
たとえば保健師さんとか内科医さんとかが期待されていて
はっきりは言わないけど
精神科医と臨床心理士は否認されている。
どちらも 臨床の「り」を勘違いし、
なんとなく変だと思いながらも
自分のプライドか人生か家族か地位か何かは人それぞれだろうけど
そんなもののために一番困っている人たちの本質を
否認し続けてきたから。
否認するものは否認される。
保健師さんや内科医さんは
その多くが地域密着型で
ほかの専門職より
人間をより広い視点からみるという共通点がありますね。
身体の一部分とか人生の一時期とかで判断しない。
この変化によって
誤診という二次被害は相当減るでしょう。
そういう意味で効果的です。
なかなか目の付け所はいいです。
しかし根本的な解決には
今回否認された2つの専門職の悔い改めの儀式が必要でしょう。
職業自体には罪はないんです。
先日、PTSDの大学院生と話していて
これを強調しておかねばならないと思いました。
「臨床心理学なんて100年後あるかどうかわからないような学問でしょう」
って言うから、慌てて答えました。
「いやまともな人が少ないだけで、困っている人たちは存在するわけだし、古来名前は違ってもこころの治療家はいたわけだから…」