アラバマ州立大学乱射事件と【テニュア】

アラバマ州立大学で
神経科学の教授が
教授会中に銃を乱射し、
3人が死亡、3人が重症を負った事件は
世界を震撼させましたが…

朝日新聞昨日夕刊によれば
米国の大学では
「テニュア」と呼ばれる終身在職権があり
それは特に優れた業績をあげた教授に与えられる
という。

テニュアを得ると
本人の意に反しての退職を強いることができないし
給与や講座維持で優遇されるという。
しかし
当然ながら
審査は厳しく
競争率も年々UPしているという。

テニュア取得のメリットのなかで
意に反する退職強要の恐れゼロ
というのをみて
ああこれだ!と思った。

世の中には理不尽なこと不条理なことが多いが、
学問や臨床の世界も同じで

信じたことを純粋に貫き通すのは
至難の業である。
(だから『崖の上のポニョ』がうまれたのです)

間違った診断名に基づき
間違った治療法をし
できたらPTSDを不適応や学習障害あるいは
不治の病のウツとして
認知症として
また
怠け者や仮病と考える世間に迎合しながら
仕事をすると
認められやすい。

この教授は案外
純粋に学問をしていたのではないか?
ふとそんな風に感じた。

そうではなかったかもしれないし
何より
犯罪はいけない。

しかし
犯罪心理の追求は
今後の抑止力として
重要である。

もはや【異常者による異常な事件】として
片付けて済まされる時代ではない。

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