脈を診るのは基本でしょうが
これが案外
奥が深くて
難しいようです。
心理学であるといわれる
チベット医学なんかでは
脈だけで何でもわかると
聞いて驚きましたが
チャングムを見ていると
それは本当だろうなぁと
思えてきます。
―鍼灸治療には忠実に
創ってあります。
チャングムはまだ新米ですが
料理人の研ぎ澄まされた感性で
―白ねぎを押した感触とか
肉の脂がスープに浮いてきた感じとか
表現します。
脈を繊細に感じ
古い文献にも総当りしながら
病気をつかみます。 ←PTSD治療にない視点ですネ
何か【妙だ】【変だ】という
直観を大事にします。
エリート女医は
知識に溺れて失脚しました。
―何か感じても
常識に還元してしまうのです。
流産した王妃を前に
流産後の処置のみ考えていたのですが
実は双子を身ごもっていて
おなかに残っている死児を
そのままにしているために
いのちが危ない状態で
苦しんでいたのです。
宮中に
双子が生まれた
前例がなかったのですが
そういう理屈は逆に
通用しないし
このように命取りになります。
『チャングム』第三十六話 脈を診るのが難しい
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