『思い出のマーニー』内観療法的なPTSD治癒の構造



『おむすびころりん』の
モチーフのように見えますが
 ―断食療法
杏奈の場合は
温かく
優しい
おじさんとおばさんの家で
ていねいにつくられた
御馳走を食べながら
 ―現代っ子の
  殆どにはこれがない。
内面を見つめるなかで


人の縁のなかに
自分も活かされていることを
教えられ
元気を取り戻してゆきます。
これは
吉本伊信の考案した
「内観療法」と似ていると
思いました。
吉本伊信も
断食の効果に驚愕しましたが
それを万人向けにできないかと
考え
 ―断食なんて誰もしないでしょ。
宿泊施設と
手作りの料理を提供しながら
数日間
ひたすら
過去を思い出させる
スタイルを編み出しました。
私は

絵を描いてもいいのではないかと
思います。

『思い出のマーニー』内観療法的なPTSD治癒の構造」への8件のフィードバック

  1. あ*

    SECRET: 0
    PASS:
    姪も幼児期に「おむすびころりん」で階段から転落して、その現象から実父である私の兄に「解離性不注意」が観察されました。姪の実母にあたる兄嫁=前妻が姪や兄に対して「あなたさえ、いなければ、私は自由自在に働けるから社会で認められるのに」という心理的な虐待を加えているのを兄は否認しているので、そういう事故が起きたと解釈できます。もちろん、兄の前妻もPTSDであるだけで、悪い人ではありません。現在の社会システムでは、ボディポリティクスを合理的に組み込む発想が欠けているため、兄の前妻のようにPTSDを発症して「自分は結婚に向いていない」という勘違い=PTSDによる認知機能の歪みで、子どもを置いて出て行ってしまったり、「男社会が悪い」と短絡したりする誤謬が後を絶ちません。こうした不幸を予防することが「こころのケア」ですね。(続く)

    返信
  2. あ*

    SECRET: 0
    PASS:
    息子に気持ちの悪い心理操作をしていた心理職=大学教員夫妻も、奥さまは絵心があり、芸術療法ができ、ご主人は言語学者として有能なので、進化心理学などに足を取られず、
    鯨岡峻先生が
    「個体能力論では教育はできない」
    と仰る意味を考え直し、
    発達障害論を廃棄して、芸術療法や言語学の能力を社会で活かしていかれれば良いと思います。
    芸術というと、兄や私は絵や書道で結構、評価されていましたが、他人様に教えるほどではありませんでした。特に兄は、お手本どおりになら書けるだけで自分の字が育たないので、父も「こいつはダメだな」と言いましたが、姪は、まだ未成年でも既に他人様に書道を教えてあげられるレベルだと私は思います。そういう差は「個体能力」ではあるのですが、それでは、他人様に書道を教えてあげられるレベルにならない子どもに書道を習わせるのは無駄なことかというと、そういうものではありませんね。子どもがやりたいなら、やらせてあげれば良いことでしょう。自分が書けなくても書道ファンになって、文化の裾野を支える一人になります。
    音楽はじめ他の芸術でも同じことでしょう。プロにならない人も鑑賞者として、プロを評価して育てる社会の構成員という役割を果たします。
    絵というと、鉄人28号の絵を描かれた先生を思い出します。
    http://amba.to/1tJNgMm
    に書きました。実は、兄は、子どもの頃は、サザエさん、天才バカボンのほか、モジリアーニやピカソの模写をしていましたが、鉄人28号は描きませんでした。描かずに鉄人28号のブリキの玩具を抱っこしていました。その心は、おそらく正太郎で
    「敵に渡すな、大事なリモコン」ということ…つまり「人に操られず」
    ということでしょう。

    返信
  3. RINKO

    SECRET: 0
    PASS:
    私も、絵を描く方が尚いいような気がします。
    集合的無意識からの自己治癒力なのでしょうか…
    それなら床下に住んでいたアリエッティとか、ナウシカの地下とか、千尋の橋を渡った(トンネルを抜けた)ところの世界とかもそうなのかなって、ハウルはドアかな、水をかけても火は消えなかった。表面は西洋的だけど下層は東洋って感じがしました。

    返信
  4. 翠雨PTSD予防&治療心理学研究所

    SECRET: 0
    PASS:
    >あ*さん
    興味深く読ませていただきました。
    心理療法もテクニックで行うとダメなんだと思います。最たるものは行動療法なのでしょう。
    問題の研究者ご夫妻のように、多くの素人に「さすが!」と思わせるようなわかりやすい上手さがあり、しばしばドラマなどに使用されているような気がします。された相手は大変でしょうが。わが学会でも子どもが畏れながら秘密を告白しているのに「嘘くさい」と断罪するようなシャープさが評価され学会奨励賞を与えた論文がありますし、そういう研究者には人気があります。
    反対に、子どもの話を傾聴したり、一緒に箱庭をしていたら、ただ遊んでいるだけで誰にでもできることをしているだけのように思われてしまったりします。
    こういう風潮の世界では、描かないという選択はわりと多くなされているのかもしれません。しかしそれが観える人もいるわけですね。
    あと「子どもの転落」にもっと気をつけるべきだと気づきました。意味のない転落はないですよね。ジブリもわざわざ表現しているわけですし。

    返信
  5. あ*

    SECRET: 0
    PASS:
    >RINKOさん
    脇から、すみません。
    「表面は西洋的だけど下層は東洋」と
    層になっているわけですね。
    中欧も「西洋」ですが、
    上の層はゲルマンで、基層はケルトです。

    返信

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です