『アルジャーノンに花束を』PTSDで恋愛ができない。

主人公の青年は
28歳ですが
「恋愛」感情が理解できないどころか
「お嫁さん」という意味も
わかりません。
発達障害だからということになっていますが
幼い時に母親にこっぴどく否定され
捨てられたからですね。
最近になって親切な人が数名現れ
対話するようになって
少しずつ理解し始めていますから
(恋人=お母さん程度の理解)
これはつくられた発達障害です。
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有名な古典的実験があります。
実母と引き離し
針金のお母さんと(ミルクあり)
布のお母さんを与え(ミルクなし)
行動を観察しますと
基本的には
少しでも温かく柔らかなお母さんしがみつき
お腹がすけば針金のお母さんの方に行きます。
愛着がいかに大切かということですが
このような母性を知らない子どもは
成人後
仲間の中に入れると
恐怖心で
対人関係が取れず
攻撃的になります。
しばらく抱っこしていると
なんとか収まりますが
異性関係は生涯無理だったそうです。
実験ザルも主人公の青年も
いじめPTSDなのです。
ドラマのように
薬を飲ませて
脳外科手術をするのでは
助かりません。
主人公が
手術前
少し愛着をもった女性研究者を求めて
脱走したのは興味深いです。
 

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