奥野修司氏の
「死者と生きる――被災地の霊体験」によると
「被災した人の二割が(霊を)見たという話」もあり
「最愛の人を失ったとき
遺された人の悲しみを癒やすのは
その人にとって『納得できる物語』である」
「亡くなったあの人と再会することで
断ち切られた物語は
生者によってあらたな物語として
紡ぎ直される」とのことです。
その通りですよね。
過去を忘れてリセットするなど
愚の骨頂
破滅への道です。
むしろ
忘却に抗うくらいの気迫がないと
無意識の奔流に呑み込まれてしまうのかも。