否認
↓
怒り
↓
取引き
↓
うつ状態
↓
受容
『死ぬ瞬間』
という本の中
にある
受け入れがたいことを
聞かされたときの反応パターン
に関する報告です。
癌が不治の病で
女性なんかは
デリケートで
とても受け止められないから
告知しないようにしましょうか
なんて議論が
されていた頃の話です。
告知は死を意味するので
あっさり受容する人は
めずらしく
みんな
逡巡するのですが
多くの人が
冒頭のような段階を
たどったそうです。
病気や死の恐怖が
ストレスになるという
配慮があり、
告知された人も
自分のこころで
なんとか受け止めようと
していた時代性を
感じます。
今は
【解離】があるし
【解離】したまま
苦しむ人と
うつ状態が
うつ病と診断されて
薬を飲んでいる人が
多いですね。
告知者が
上から目線で
一律に対応するから
トラウマ化させず
(トラウマを溶かし)
受容することが
困難になりました。
うつ状態に
陥りながらも
病の意味をしっかり知り
得心できたら
痛みは消えるという
ロスの素晴らしい
自己実現モデルは
現在瀕死の状態です。
そして
そんなことを言うと
専門家からの
【怒り】に遭遇します
ベストセラーで
流行しましたし
よくできた研究ですが
人の心は変化しますし
病にも流行があり
時代の問題があって
今では
現状とこんなに大きくズレて
しまいました。
不立文字
とまでは言いませんが
心理学の学説は
こういう性格のものと
いつも思いながら
参考にする姿勢が
自分を護るために
大事だと思います。
ただ専門家が
変化したら
ロスの時代の
気運
(人間性)を
取り戻すことは
可能だと思いますよ