卵を抱いている
他種の鳥の巣に
こっそりと自分の卵を産みつけ
親としての義務を逃れる
托卵(たくらん)行動で知られるカッコウですが
英ケンブリッジ大学の研究で
カッコウは
托卵がバレないように
巣を飛び去る前に
タカ科の鳥になりすまして
「鳴きまね」をし
巣の持ち主の鳥を動揺させることで
気をそらす
偽装工作までしている疑いが出てきました。
カッコウ一族は
そんなことばかりしてきた種族ですから
その精神は
カッコウの歴史的身体に刻み込まれ
背中には独特のくぼみが形成されています。
ひなは
教えられなくても
その背中にあるくぼみをつかって
正当なお子たちの卵を外に蹴り出し
親を独り占めします。
被害鳥は
巧妙に騙され続け
被害意識すらないので
こんなに大きくなった子(右)に気づかず
エサを与え続けたりすることもあるようですが
(子どもだと思いこんでしまうのでしょう)
仏教によれば
動物にも
歴史的身体がありますから
卵の色をカッコウより濃くすることで
対抗して
気づきを促します。
しかし
正しいアドバイスというものが
伝わりにくいのは
どこの世界も同じで
開き直り確信犯のカッコウに
天罰がくだることもなさそうです。
この世は
学びの場所なので
カッコウのような存在も必要なのでしょうが
日本の国が
カッコウ王国になるのは嫌ですね。
遺伝子に組み込まれたように見えても
歴史的に作られた性格って
あると思いました。
カッコウのようになってしまえば
取り返しは困難になるでしょうね。
気が遠くなります。