『奇跡の丘』は
「マタイによる福音書」の解釈に沿って
イエスの生涯を再現した物語です。
イエスの到来を知って
両杖をついた
足の不自由な男性が
必死でかけつけました。
イエスに
その杖を手放して見なさいと言われ
素直に応じたシーンです。
男性は
もと来た道をかろやかに去ってゆきます。
ヒステリーですね。
今はPTSDと言いますが
失立・失歩・失声・失聴から失神まで
何でも起こります。
『崖の上のポニョ』にも
そんなシーンがありました。
治癒に至るには
法典学者のように
安息日に治療してはならないと
杓子定規に奇跡の邪魔をするのではなく
人を試すようなことをせず
狭き門から入る勇気をもち
哲学的忍耐力を養うことが必要です。