『 戦場のメリークリスマス』②日本文化イメージとしての「 腹 」 

『戦場のメリークリスマス』の続きですが

 

「気」という言葉をよく使っていて

陰陽五行説の「気」で

元気や気力、気合のようなものです。

気力で乗り切らせるのは問題もありますが

今は何でも「脳」の問題にすり替える。

 

お腹が強調されています。

 

凶暴な軍人の名前は「ハラ」

 

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感情を抑圧しているようで

酔っ払うと太っ腹な「釈放」

規律を乱した場合

「切腹」

同性愛レイプの捕虜

「断食」が命じられます。

集団責任で

 

軍人は武士ではないので

ましてや精神文化の違う外国人

切腹などできないので

却って苦しむ様子を

自殺に追い込みながら

幇助するという

マッチポンプとして描かれている。

西洋人捕虜は

自決させられるのは「時の運」であり

できなくても「卑怯者」ではないし

「恥」じゃないと諭します。

『菊と刀』なんかが意識されているのでしょう。

「菊と刀」の画像検索結果

お灸と一緒で

断食も懲罰として使われることがありますが

本来はどちらも健康法

「戦メリ デビッ...」の画像検索結果

デビッド・ボウイに

「まんじゅうより花がおいしい」と言わせ

思想的に反論させています。

断食は我慢大会ではなく

意識が変容し

味覚も変わるのです。

懲罰に使うような軍人にはわからない秘密

デビッド・ボウイは

何度も死ぬような目に遭い

 

「PTSD予防」の画像検索結果

 

最初のトラウマエピソードを思い出しながら

弟を救えなかった罪悪感

非暴力のうちに死んでゆき

捕虜なので抵抗できないのですが

凶暴な日本の軍人は

敗戦で立場が変わり処刑されました。

 

多くの軍人は

生還して

PTSDに苦しむのですね。

 

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