集落の男衆が
女性陣に
大量のおかゆを振る舞う奇習は
「観音さまのおすすめ」で
五穀豊穣に感謝し
台所仕事が忙しい女性をねぎらっているのだと言いますが
「もう無理」「食べれん!」と悲鳴をあげても
次々とあふれるまで
足され
マッドマンの強引さと似ているのは
原理が同じだから
お茶碗を手で塞いでも
隙間から入れようとする
あまりのばかばかしさに
笑いが起きます。
これも
春分を前に
陽(男性)と
天・与える
陰(女性)が
地・受ける
混合して
世界が循環するということを
確認しているのでしょう。
お花見とお月見も
大事な行事ですが
五行の事
春は木気なので
「はやす」ことが大事です。
「観音さんのおーすすめーん、めーん」と
はやしたてることも忘れない。
百姓は生かさぬように殺さぬようにと
為政者は言ったものですが
(今も
こころの中では思っているような…)
集合的無意識も
そういう究極のポイントを狙って
ごはんでは危険すぎる。
人間に
大切なことを学習させます。