英文学の
出口保夫さん(89)も
今月2日
誤嚥性肺炎で
他界されていました。
イギリス・ロマン派の研究が専門で
「キーツ全詩集」や
紅茶等
英国生活文化を日本に紹介された
第一人者の一人です。
こんな情報ない時代
キーツという
(John Keats
1795年10月31日 – 1821年2月23日)
イギリスのロマン主義の詩人も
人生の初めの7年は幸せでしたが
父を落馬事故による頭部骨折で亡くしてからは
大変苦労しました。
PTSD予防開始
母はまもなく再婚
再婚相手とすぐに別れ
祖母と同居するようになり
母が結核で亡くなると
祖母の計らいで外科助手として奉公に出されました。
親方とうまくいかず
大変なストレスでしたが
言い返しながらなんとか奉公を終えて
(7歳まで幸せだとPTSDも大分違います)
地方病院の学生となり
その頃から
意欲的に創作しますが
(PTSDの自己治療開始)
文壇からは激しく批判されます。
(天才にはもれなくついてくる試練)
気落ちしますが
スコットランドとアイルランドへ旅行に出かけ
ブリテン島最高峰のベン・ネヴィス山頂に立った時から
精神的に成長します。
(崖の上のポニョ哲学参照)
ところが
このころ結核にかかりました。
弟の方が先に死亡していますから
わからないながらにかなり頑張り
(こういうことが大切)
イタリアで療養などしますが
25歳で他界したそうです。
逆境に負けず
塞翁が馬のような人生でした。
令和の時代なら
その強靭な精神力で
長生きしながら
芸術活動を楽しめたのかもしれません。
恵まれている令和人は
がんばらねばもったいないと思うのです。