夏は
鰻が痩せていて
旬は
産卵前でよく太っている秋から冬
味が濃くてこってりしているので
白焼きもありますが…。
あまり売れません。
困った鰻屋さんに相談された平賀源内は
「丑の日だから
『う』のつくものを食べると縁起が良い」という
語路合せと
心理学的には
おなじみ陰陽五行的ダジャレが
集合的無意識のツボ(経絡)
元気が出る食べ物として知られていることを
栄養学の立場から
強調した
大きな看板を店の前に置くよう指示しました。
「どういうこと?」と
江戸っ子たちが集まり
昔の医者みたいなお方なので…
大盛況になったのが
土用のウナギの始まりだそうです。
いつの時代も
流行の専門家のすることは変わりませんね。
今年は
8月2日も「二の丑」らしいですが
そういうことなので
梅干しとか瓜とか
「う」のつくもので充分でしょう。
土用ということを思い出せばよいので
(日常に追われて心身の健康を忘れがち)
「う」でなくてもいい。
こういう風習すべてが迷信かというとそうでもなく
漢方薬のお店が
幕末の志士
土方歳三の生家が販売していた「石田散薬」とか
土用の丑の日のみに薬草を摘んでいたのは
科学的かもしれませんし
空海ゆかりのお寺では
キュウリ加持をするそうです。
三蔵法師も
砂漠横断時に持参
水分と栄養が豊富
今では
園芸療法のようなものまであって
苗を持ち帰り
庭やプランターに埋めて
毎朝1週間
お経を唱えながら水やりをする。
うなぎより安くて
まじめにやれば
食事を真面目にすれば何でも治るというのは
本当です。
効果が期待できそうです。