『かぐや姫』」カテゴリーアーカイブ

『竹取物語』蓬莱の珠の枝の象徴的意味① 光明

明明の光明は
百草なり。

すでに根茎枝葉・華果光色
いまだ与奪あらず。

五道の光明あり、
六道の光明あり。
 
 (正法眼蔵『光明』)

本来

あらゆるもの(百草)に
明らかな光明が宿っている
のだから

それはどこの世界でも
そうだし
(当然日常にあるのです)

尋ねた場所の
光明がお留守だった
なんてことも
あったためしが
ないのだから

私が
「根が銀で
茎が黄金で
実が白い木を」
と言ったからって

真に受けて

海を渡って
蓬莱山で見つけてきたなんて
うそつくような人は
ずるいだけでなく
理解度の低さを露呈しています。

日本中にいくつあるか
しれない
(その辺の)竹林で
私は
発見
されたのです。

西洋のお話
『青い鳥』でも
子どもがこのことに気づきますよ。

庫持ちの皇子なのに
だめですね。

かぐや姫が
ぼやいてましたよ。

いくら庫もってても

…ネ!
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『竹取物語』蓬莱の珠の枝の象徴的意味① 光明

明明の光明は
百草なり。
すでに根茎枝葉・華果光色
いまだ与奪あらず。
五道の光明あり、
六道の光明あり。
 
 (正法眼蔵『光明』)

本来
あらゆるもの(百草)に
明らかな光明が宿っている
のだから
それはどこの世界でも
そうだし
(当然日常にあるのです)
尋ねた場所の
光明がお留守だった
なんてことも
あったためしが
ないのだから
私が
「根が銀で
茎が黄金で
実が白い木を」
と言ったからって
真に受けて
海を渡って
蓬莱山で見つけてきたなんて
うそつくような人は
ずるいだけでなく
理解度の低さを露呈しています。
日本中にいくつあるか
しれない
(その辺の)竹林で
私は
発見
されたのです。
西洋のお話
『青い鳥』でも
子どもがこのことに気づきますよ。
庫持ちの皇子なのに
だめですね。
かぐや姫が
ぼやいてましたよ。
いくら庫もってても
…ネ!

最澄の理想像かぐや姫と心理療法

比叡山を開かれた
伝教大師・最澄
(でんぎょうだいし・さいちょう
767-822)の

著書『天台法華宗年分学生式
(てんだいほっけしゅうねんぶんがくしょうしき
=山家学生式)』は

日本天台宗を開かれるに当たり
人々を幸せへと導くために
「一隅を照らす国宝的人材」を
養成したいと
熱意をこめて
著述されたものです。

「国宝とは何物ぞ
宝とは道心(どうしん)なり」

竹の一隅を照らしていた
かぐや姫は

翁に発見され

自己実現
(個性化の過程)を
バクシンし

竹林で発見されたときより
さらに偉大な光明に
迎えられ
大変容
しました。

これが国宝
なのです。

摂食障害という
PTSD症状の何たるかを
理解しようともせず

うそつき扱いして
自己実現の過程を邪魔することで
国宝を台無しにするような
心理療法家は
国賊です。
続きを読む

チベット仏教の光明思想とかぐや姫

チベット仏教では

死は悲しみではなく
終わりでもない。

死は変容であり
形がかわるだけ。


死の瞬間から
にじみ出てくる
光明に包まれ

空と一体になると
魂の救済が進む。

これって
かぐや姫のラスト
そのものだし

かぐや姫の名前からして
輝く光明の【象徴】

煩悩の種を残していたので
この世で修行し
自分が誰であったのかを
思い出し
仏性としての
光明を取り戻したのでしょう。

これが
日本人の自己実現モデルでなくて
何でしょう。

かぐや姫をわがまま扱いして
凡夫に合わせさせる
心理療法は
どこから考えても変です。
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最澄の理想像かぐや姫と心理療法

比叡山を開かれた
伝教大師・最澄
(でんぎょうだいし・さいちょう
767-822)の
著書『天台法華宗年分学生式
(てんだいほっけしゅうねんぶんがくしょうしき
=山家学生式)』は
日本天台宗を開かれるに当たり
人々を幸せへと導くために
「一隅を照らす国宝的人材」を
養成したいと
熱意をこめて
著述されたものです。

「国宝とは何物ぞ
宝とは道心(どうしん)なり」
竹の一隅を照らしていた
かぐや姫は

翁に発見され
自己実現
(個性化の過程)を
バクシンし
竹林で発見されたときより
さらに偉大な光明に
迎えられ
大変容
しました。
これが国宝
なのです。
摂食障害という
PTSD症状の何たるかを
理解しようともせず
うそつき扱いして
自己実現の過程を邪魔することで
国宝を台無しにするような
心理療法家は
国賊です。

チベット仏教の光明思想とかぐや姫

チベット仏教では
死は悲しみではなく
終わりでもない。
死は変容であり
形がかわるだけ。

死の瞬間から
にじみ出てくる
光明に包まれ
空と一体になると
魂の救済が進む。

これって
かぐや姫のラスト
そのものだし
かぐや姫の名前からして
輝く光明の【象徴】
煩悩の種を残していたので
この世で修行し
自分が誰であったのかを
思い出し
仏性としての
光明を取り戻したのでしょう。
これが
日本人の自己実現モデルでなくて
何でしょう。
かぐや姫をわがまま扱いして
凡夫に合わせさせる
心理療法は
どこから考えても変です。

『竹取物語』火鼠の皮衣の象徴的意味⑤ 竹と鼠 

自己実現なんて…シラー
自覚なんて…シラー
ましてや

悟りなんて…シラー

自分には関係ないと
おっしゃる方が
よくおられます。

特殊な世界の
特殊な人の
お話

あるいは
単なる机上論だと
お考えだったり…

何偉そうに講釈してるんだむかっ
学会で老獪な学者に嫌がられたり…
 ―ユング派で
 河合隼雄から
 宗教やマンダラを研究するように
 言われたと自慢し豪語してるクセに叫び

しかし
少し落ち着いて考えれば
子どもにでも
理解できる話ですが

ユングしかり

おしゃかさましかり
イエスしかり
マホメッドしかり

みな仕方なく
自己実現の道
(個性化の過程)を
歩まされた人ばかりですよひらめき電球

自分で選択したのでは
ありません。

そうしなければ
生きていけなかったから

仕方なく
そうしたのです。

みんな凡夫でした。

竹取物語の
【竹】と【鼠】は
それを【象徴】していると
思います。

どちらも
日本にはありふれたもので

しかも繁殖力が凄くて
放置したら
大変な厄介ものです。

竹は
水平に根を張り
大地の保水力を低下させ
土砂崩れをおこし
森林を台無しにしますし

鼠は
歴史の中で長らく
ペストという感染症を
流行させました。
致死率は相当高く
パニックから
心的感染も併発し
手に負えませんでした。

そういう
ありのまま放置しては
人間の存在する世界すら
破壊しかねない
大変な嫌われ者ですが

その中に
稀に
輝かしいものひらめき電球
神聖星
宿ることがあることを
示しているのだと思います。

つまりは
自己実現や自覚・悟りの
器は誰もが持っているのです。
(ここの部分は
第一公案 仏の御石の鉢と
関係すると考えています)
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『竹取物語』火鼠の皮衣の象徴的意味④ 現実的対応と非現実的対応 

名残りなく燃ゆと知りせば
皮衣
思ひのほかに
置きて見ましを

かぐや姫の詠んだうたです。

火ねずみの
火は火気そのもの
ねずみは水気

【水剋火】ですから
燃えてはいけないのです。

公案ですから
難題です。

もっと覚悟して取り組まねば
つかめないのに

分別やお金で現実的に対処するなど
横柄で
不真面目千万です。

【思ひ】は
思いのことですが

【思】とかけています。

かぐや姫はちょっと怒ってます。

百歩ゆずって
あなたに【象徴的解釈】が
難しすぎたとしても

皮衣はさがせませんでしたと
素直に認めて
「こんなものですが…」と
渡してくれたら
普通の美しい舶来物として
眺める手もあったのにと。

あなたが現実的にしか対処しようとしなかったので
私も現実的に燃やしてしまったし

あなたが私を小ばかにしようとしたので
私も皮肉を言いますよ
と…

PTSDでも
問題を【回避】とか【否認】とか
【合理化】とかで
ごまかして
無意識を侮ったつもりになっていると
あとで
それなりに
しっぺ返しありますねショック!

現実的対処と
非現実的対処について
説明する哲人かぐや姫です。
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『竹取物語』火鼠の皮衣の象徴的意味③ 遷都成功の呪術に使われるほど大切な鼠

「是冬、京都之、向近江移」
       『日本書紀』(天智5年)

  この冬、京都のねずみが近江に移る

天智天皇の近江遷都
についての
記述なのですが

なんと

ねずみさん目
が移動したと
書いてあります!

正史にねずみ叫び

たしかに…
明日香に対して近江(大津)は
真北の方角にあります。

PTSD研究家翠雨の日記

午線上に
国家的大事業を
行ったのですね。

しかも
667から794の平安遷都までの
130年間に
6回も
子午線上での遷都を
繰り返して
います。

なぜこんなことをする必要が
あったのでしょう。

今なら
ちゃんと説明しないと
大ブーイングが起こります。

ねずみは 北で気 の極み  

うまは  南で気 の極み

水と火ですね。
【水剋火】で
水が強いです。

人間のこころでは…

無意識は【水】
意識は【火】です。

意識を
ぼんやりさせて
無意識のなかに沈み
瞑想させる
これが
自己実現の極意
でしよう。

公案を解くにも
PTSDの謎を解くにも
【水剋火】

阿部氏のような
頭でっかちはダメなんですニコニコ

そして陰陽を
シャッフルシャッフルして
活性化させる
【一太極二陰陽】のリセットの呪術が
こめられているのではないかと
思います。

遷都に関しては
ドキドキ吉野裕子先生に教わりました。
$PTSD研究家翠雨の日記
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『竹取物語』火鼠の皮衣の象徴的意味② ユング心理学ではお手上げ

PTSD研究家翠雨の日記

ねずみさんです。

ねずみは
現実には害獣あつかいですしょぼん

でも…

PTSD研究家翠雨の日記

イメージになると
たちまち子どもたちの
アイドルですニコニコ

ミッキーマウスも
そうですね。

そして
日本の民俗のなかでは
なんと
【神聖視】されています目

この理由に迫るには

予知能力があるとか
姿形からの類推だけでは
お手上げでしょう。

ユング心理学の
イメージや象徴の理論は
大事ですが

日本の子どもたちが
箱庭の中に置くねずみさんの意味や

ぐりとぐらの童話が
なぜ
子どもたちの心に響くのか
説明がつきません。

日本のユング派は
陰陽五行を
学ばなければ

かぐや姫をわがままだという
発想から
いつまでたっても
脱出できないでしょうニコニコ
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